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2025.10.2

賃金制度

女性の賃金格差をどうするのか?

性別と理由とした賃金格差は法令違反では?

女性を理由とした賃金の格差はどう思いますか?

多くの方は、
「それはダメです」
「違法です」と
回答されるでしょう。

しかし、実態としては、
女性を理由とした賃金格差が地方を中心に横行しています。

「地方を中心に」と表記しましたが、
私の地元である愛知県も地方に含まれます。

全国各地の「賃金制度」の策定や改定をお手伝いしている身としては、
首都圏である東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪以外は、
「地方」と認識され、
女性であるが故の賃金格差が存在していると思われます。

いや、埼玉と千葉については、
東京に近い地域以外は、「地方」と位置付けるべきかもしれません。

それほど、全国各地で
女性を理由とした賃金格差が存在しているのです。
賃金格差
私たちが、各社の「賃金制度」を策定や改定を
お手伝いする場合、
女性の低額賃金の実態に愕然とします。

もちろん、賃金格差を女性が理由ではない場合も多いのですが、
女性であることを逆算して、
低額賃金を設定している事例がなんと多いことでしょうか。

例えば、共働き家庭で
女性が家事を一気に担っている場合(これもどうかと思いますが)、
女性従業員は、残業ができない場合がありますが、
この「残業ができないこと」を理由に
基本給を抑えることは違法と判断されるリスクが高いのです。

確かに使用者側からすれば
「残業ができない従業員」は、
活用し難い側面もあるのですが、
逆に拙著である
「短時間で成果を上げる 働きながら族に学べ!」のモデルにしたように
「残業ができない人材=生産性が高い人材」の場合も多く、
使用者として、そこに価値を見出していただきたいのです。

確かに胡坐をかいている人材も散見されますが、
それは、そのような労務管理・人事管理をしているのですから
ある意味、仕方のないことなのです。

女性活用を進めている組織の認定制度として
「えるぼし」や「くるみん」がありますが、
少しでも女性を理由にした低賃金である組織が、
これらの認定を受けているのは非常に問題です。
まぁ、ギャグともいえます。
認定要件としてはあり得ないのですが、実態はどうでしょうか・・・。
もっともらしい理由をつけて女性の賃金を抑えていることも推察されますから。

以上のように「女性が故の低賃金」は、
すべて、会社側に責任があるとは言いませんが、
男性並みに働きたくないという選択をする権利は女性にあるので、
すべての責任が会社側にある訳ではないのです。

一番の問題は、
バリバリと働き、キャリアを積んでいきたい女性の
芽を摘んでしまっていることでしょう。

バリバリと働きたくなく、
キャリアを積みたくない女性がいることも理解できますし、
男性も然りです。

しかし、女性であるがゆえにバリバリ働くことを選択ができない社会は
いかがなものでしょうか。

女性であっても、
バリバリ働いて評価してもらいたい人材も一定数存在しています。

そのためにも、
客観的で公平性の高い人事評価制度が必要となるのです。

もちろん、そのような人事評価制度は、
予め「評価項目」も「評価基準」も
人材に対してフルオープンにしておくべきですし、
評価結果についても
評価結果の根拠と共に本人にフィードバックする必要があります。

ただ、女性が故に低賃金を設定している会社が
「カンタンすぎる人事評価制度」のように
客観的かつ公平な人事評価制度を導入できないでしょう。

「カンタンすぎる人事評価制度」や
「カンタンすぎる賃金制度」を導入してしまうと
女性であっても成果や能力を男性と完全に平等に評価しますから
女性だけ低評価ができなくなります。

そして、評価結果や
他の賃金決定の根拠から
女性従業員に対する賃金を決定しますから
女性であるが故の低賃金は100% 設定できません。

このブログで、私が力説する必要もなく
当たり前のことなのですが、
地方の企業の実態として、
女性であるが故の低賃金企業が散見されるので
今回テーマにさせていただきました。

また、
「カンタンすぎる人事評価制度」や
「カンタンすぎる賃金制度」を導入している企業は、
女性差別のない企業と位置付けられることも付け加えておきます。
提案
さらに女性であるが故の低賃金ではなく、
かつ、一定以上のお給料がいただける業種も存在しています。
それは、
・建設業
・運送業
でしょう。

これらの業種は、女性の比率が非常に少ないのですが、
女性が活躍できる場が非常に多いですので、
ぜひ、女性が積極的に入職していただきたいものです。

特に建設業の施工管理業務は、
資格を取得して、現場管理ができるようになれば
全国どこに行っても就職に困らず、
一定以上の賃金を獲得できる有望業種です。

では、施工管理業務の資格はどれくらいの難易度なのか?

未経験で建設業に入職した場合でも
経験を積んでいけば、
最短で5年もかからず
1級の施工管理技士の資格が取得できるのです。

男性との賃金格差は、ゼロです。
そして、非常にやりがいのある技術的な職種です。
ぜひ、転職を視野に入れている女性や、
新しく社会に出る予定の女性は、
建設業への入職も検討されてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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執筆者 山本昌幸プロフィール:
人事制度(人事評価制度、賃金制度)指導歴28年超の専門家、特定社会保険労務士。「人事制度(人事評価制度・賃金制度)セミナー・勉強会」の講師を190回以上務め、社長・経営層の延べ受講生1900名以上。
自らの約10名の従業員を雇用する組織の経営者。
商業出版書籍
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