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15回:セミナーで「地雷を踏む」とは?

今日は、セミナーにおける「地雷を踏む」について考えてみます。

セミナー講師を何百回と努めていますといろいろな経験がありました。

また、セミナー講師同士で情報交換していると「それ、あるある!」 や「大変な目に遭いましたね」なんて会話が飛び交います。

そこで、まずは、セミナーにおける「地雷を踏む」について考えてみましょう。

正直、私はこの「地雷を踏んで」嫌な思いをしたことは過去、1回だけなのですが、講師仲間では何回も「地雷を踏んで」、嫌な思いをされている講師もおられます。

そもそも、セミナー講師が、セミナーの場で「地雷を踏む」とはどのようなことなのでしょうか。

セミナーには様々なバックグラウンドの方がいらっしゃいます。

「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」のご出席者の場合は、約85%が経営者であり、人事評価制度(人事考課)を導入したい企業の社長さんや既存の人事評価制度でひどい目に遭った社長さんなどがご出席されます。

そして、ご出席の目的として

・人事評価制度とはどのようなものかを理解したい
・何とか自社でも運用できる人事評価制度を導入したい
という共通目的を持たれて出席されます。

ただし、前述のようにご出席者のバックグラウンドは様々なのです。

そこで、「地雷を踏む」について説明しましょう。

ご出席者が今まで熱心に取り組んできたことを否定してしまうことを「地雷を踏む」と表現しています。

例えば、人事評価制度(人事考課)のセミナーで「多面評価なんて全く役に立たない!」と言い切ってしまう場合です。

多面評価とは、上司が評価するだけではなく、様々な立場の方が評価することです。
様々な立場とは、上司、同僚、部下などです。

多面評価(360度評価)をすることにより上司だけに良い振る舞いを見せたり、部下には褒められない行動をする上司への評価が適正になるという効果が見込めます。

「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」の場合、既存の人事評価制度(人事考課)が何らかの問題がありご出席いただいているので多面評価を否定したとしてもまだいいのですが、中には、既存の人事評価制度で、多面評価を一生懸命実施している企業もあるかもしれません。

その多面評価を一生懸命実施している企業の社長の「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」への参加目的として、多面評価を維持しつつ、シンプルな人事評価制度を導入したいのであれば、「多面評価なんて全く役に立たない!」と講師から言われてしまうと、その講師に対して反感を覚えることもあると思います。

一度、講師に反感を覚えてしまうとその講師から発せられる講義内容を素直に訊けなくなってしまう可能性があります。

これは、人間として当たり前の反応なのかもしれません。
逆に、「このヒトは尊敬できる」と思えると、そのヒトが多少おかしなことを発言してもすべて正しいと思える場合が多いのです。

これは、宗教を信仰するうえではよくあるのかもしれません。(良いか悪いかは別として)

では、セミナー参加者(受講生)が熱心に取り組んでいることが予めわかれば良いのですが、なかなかそのようなことは難しいというか無理です。

ですから、「地雷を踏む」ことについては、致し方ないのです。

セミナー講師として、受講生ひとりひとりの考え方や取り組みに過度に配慮していては
良いセミナーなど出来ないからです。

では、どうするのか?

セミナーの中で何かを否定する場合、必ず、その根拠を明確にすることです。

私は、殆どのセミナーの冒頭で

・すべてのことに根拠がある
・すべての問題に原因がある
とお伝えしております。

ですから、何かを否定するとき、なぜ、その取り組みが良くないのかを明確な根拠をお伝えすればいのです。

これは、すべてのことに当てはまるのかもしれません。

「あの食べ物は食べちゃダメ!」
「あの場所には近寄らないこと!」
など、すべてその根拠(理由)があるのです。

その根拠(理由)を伝えなければなかなか守られないと思うのです。

確かに例外はあります。

例えば、「鶴の恩返し」とか。

「絶対にこの障子を開けないでください」と言われて、「なぜ、開けたらいけないのか?」の根拠(理由)は、伝えられないとは思いますが、このような例外は少数ではありませんか?

セミナーの場で講師としても受講生の方には、気持ちよく受講していただきたいのです。
そのためにいろいろな努力をしています。(そのような努力のかけらのない講師も存在しますが)

受講生の方に気持ちよく受講していただければ、受講生のインプットがスムーズになるのです。
ですから、講師としては、受講生の方に如何に気持ちよく受講していただけるのかを常に考えています。

逆にセミナー講師としても気持ちよくレクチャーしたいのです。

そこでお願いがあるのですが。
たった一つです。

講師から視える場所で「貧乏ゆすり」は控えていただきたいのです。

講師から視える場所で受講生の方が「貧乏ゆすり」をしているのがみえると
私は非常に気になります。

この「貧乏ゆすり」は、講師だけではなく、受講生にとっても貧乏ゆすりが視界に入ると嫌なものです。
さらに、その貧乏ゆすりで振動が机に伝わると最悪です。

この「貧乏ゆすり」。
セミナーの場だけではなく、すべての場で無くしてしまいましょう!

【参考情報】人事評価制度とは?

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