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51回:経営層ほどセミナーでの理解が深い

前回まで一通り、「カンタンすぎる人事評価制度」の策定方法を説明しました。

これから運用方法の説明に入りたいのですがその前に私が感じたことや想いを書きたいと思います。

まずは、「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」で感じたことを書き連ねますね。

おかげさまで「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」は毎月1、2回のペースで開催させていただいており出席者の割合も社長さんが90%を超えるまでになってきています。

社長さん以外の参加者の方には申し訳ないのですが、当セミナーは、完全に社長目線・経営者目線で説明しておりますので、社長さん・経営層の方以外が参加されても腹に落ちないのでは?と思います。

先日も社長さんの代わりに出席された一般社員の方がいらっしゃいましたが最後の「振り返りシート」では、セミナーの内容について「難しくあまり理解できなかった」にマルが打たれていました。

「振り返りシート」の「セミナー内容は理解できましたか?」の質問に対する回答としては
・よく理解できた
・ほぼ理解できた
・理解できない箇所がいくつかある
・難しくあまり理解できなかった
が選択できるのですが、出席者が社長の場合、多くの社長は「よく理解できた」を選択していただいています。

社長以外の経営層の場合は、「ほぼ理解できた」を選択される方が散見されます。

要するに参加者が社長及び経営層の場合、「よく理解できた」「ほぼ理解できた」のどちらかを選択いただいております。

では、なぜ、社長や経営層以外の方が「理解できない箇所がいくつかある」「難しくあまり理解できなかった」を選択するのか?

これは、仕方のないことなのです。

誤解の無いように補足しますが、参加者の能力が低いということではなく、着眼点が全く異なるということです。

だから、仕方ないのです。

小学2年生に、教師の側に立って理解してくださいということと同じなのです。

労働組合に経営者側の意見を尊重してくださいと同じなのです。

もう一度書きます。

社長・経営層 と 管理職・一般社員  とでは、着眼点が異なるので
・経営者目線
・経営改善のツール
である、
「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」については、管理職・一般社員が参加してもあまり理解できず、共感も得られないでしょう。

ただ、カンタンすぎる人事評価制度セミナーサイトにも記載があるように「経営者目線を持っている人材」であれば腹に落ちる部分も多いと思います。

しかし、管理職・一般社員で全ての着眼点が経営者目線という人材は稀なので、やはり、すべてが腹に落ちるのではなく理解できない部分も散見されるということです。

カンタンすぎる人事評価制度セミナーの講師としては、着眼点の異なる方にご出席いただいても聴講中・ワーク実施時に盛り上がらない可能性もありできるだけ、ご遠慮いただきたいのが本音です。

ただ、もちろん例外があることをお伝えしておきます。

先日、セミナー申込みをされ、個別相談をさせていただいた某企業の主任さんは、まだ若く、もちろん社長でも経営層でもありませんが経営者目線を備えている方でした。

そして、その方がつぶやいた「働くなら何かを残したい」が非常に印象的であり、経営者でもある私にとって「このような人材を一人でも社内に増やしていきたい」と心底思いました。

このような方であればご出席いただけるのは大歓迎ですね!

【参考情報】人事評価制度とは?

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