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2024.5.29

人事評価制度

社長がいくら学んでも、会社が新しい仕組みを導入したとしても・・・

社長がいくら学んでも会社が新しい仕組みを導入したとしても・・・

その「社長の学び」アウトプットされていますか?
その「会社の新しい仕組み」、あなたの会社の人材は運用できますか?

以前のブログで
「あなたの会社、社長一人でがんばっている状態ではないですか?」
について書きました。

前回は、
・社長の右腕・片腕・№2
・次期後継者
・社長以外の役員
に、焦点を当てましたが、
今回は、
1 社長の学びは、会社の改善に活かされているのか?
2 会社が導入した仕組みを運用できる人材がいるのか?
  (社長のアイデアを具現化できる人材がいるのか?)
に、焦点を当てていきまよう。
説明
まずは、
「1 社長の学びは、会社の改善に活かされているのか?」
についてです。

当社は自主開催だけでも次のテーマで
年間30回以上、セミナー・勉強会を開催しています。
・理想的な人事評価制度
・理想的な賃金制度
・職能資格等級制度
・人手不足・人材不足解決手法

また、物流大学(愛知県トラック協会が主催)でも
・物流企業における人事評価制度
・交通事故削減
・運輸安全マネジメント
などについて、
その他の団体からも人材関連の勉強会・セミナーの講師を務めていますので年間40回以上講師を務めます。
20240517札幌2024年5月17日札幌会場
私が講師を務める勉強会・セミナーの
出席者のほとんどは社長・経営層です。

社長・経営層が勉強会・セミナーを受講する際は、
一般社員の受講生と異なり
非常に熱心で、
「積極的に吸収しよう」という
受講姿勢を強く感じます。

このような受講生の受講姿勢は、
講師冥利に尽き、やりがいがあるので幸せなことです。

因みに、社長・経営層以外の
一般社員が受講生の場合、
ほとんどが
会社から受講を指示されて参加している方たちであり、
半数以上の受講生は、
義務的に受講しており、
ひどい場合には、嫌々受講していることもあります。
会場の席も後方から埋まっていきます。

人事評価制度セミナー会場

話を戻しましょう。

受講に臨む姿勢が非常に熱心な社長・経営層。

私の周りにもたくさんいらっしゃいます。

でも、何かおかしいのです。

彼らは、「学ぶ」ことには非常に熱心なのですが、
学んだことを活かしていないのです。
考える
私のコア(芯)は、マネジメントシステムであることは
常々、お伝えしていますが、
マネジメントシステムの専門家 とは、
プロセス管理 の専門家なのです。

「プロセス」とは、一般的に
・過程
・手順
・しごと
・活動
と理解されていますが、
マネジメントシステムにおいては、
「インプット(入力)をアウトプット(出力)に変換すること」
なのです。

ラジオの場合、
インプット(入力):電波
アウトプット(出力):音声
となります。

ラジオ

要は、電波を音声に変えることが
ラジオのプロセスということになります。

この「プロセス」の考え方から
社長・経営層の「学び」を考えてみましょう。

前述のように社長・経営層の中には
「学ぶ」ことに非常に熱心な方が多いのですが、
果たして、その学んだことを
アウトプットしているのでしょうか?

「理想的な人事評価制度勉強会」に出席して
感銘を受け、
受講後のアンケートに
「大変良かったです。ぜひ、当社も導入したいです」と
記載したにもかかわらず、
結局、
「今日は良い話を聴いた」で
終わっている社長・経営層がほとんどなのです。

そう! 結局行動しないのです。

他にも、
「経営者向けの自己啓発セミナー」を受講して、
成功するための行動について、
講義内容に100%賛同できたとしても
結局、行動しないのです。
立ち止まる
そのため、社長・経営層は、
同じようなセミナー・勉強会の受講を繰り返すのです。

正にセミナー・勉強会を生業としている
業者(講師業)にとっては、ありがたいのです。

ただ、コンサルタントにとっては、
行動してもらえないのは「辛い」のです。

その「仕組み」の良さをご理解いただき、
策定し、運用されてこそ
そのメソッド・仕組みの「良さ」をご理解いただけるのですから。

以上のように
社長・経営層の中には、
インプット(学び)が大好きだが、アウトプットしない
方は非常に多いのです。

なんともったいないことでしょうか。

社長さん、経営層の皆さん、
学んだこと・インプットしたことをぜひ活用してください。
学んだこと・インプットしたことをベースに仕組みを創ってください。
学んだこと・インプットしたことを会社で実践してみてください。
ポイント
でも、ここで、
社長・経営層の皆様のホンネ(本音)が・・・。

「私の考えを具現化してくれる人材がいない」
「私の想いを理解してくれる人材がいない」

もっともな話です。

大企業であれば、
社長・経営層の考えや想いを具現化する人材はもちろん、
部署まで存在している場合がありますが、
中小企業においては、
部署はおろか、人材さえ存在しません。

人事評価制度・賃金制度コンサルタント

そのような中、多忙な社長が
学んだこと・インプットしたことを
自ら具現化しなくてはならないのは非常に大変ですね。

でも、やるしかないのです。

学ぶこと・インプットすることを
少し停止してでも、
仕組みを策定したり
組織で実践したりして
具現化しなくてはなりません。

商店や商社においても
仕入れだけして、販売しないのであれば
経営が立ち行かなるのと同じなのですから。

とはいえ、次回のブログでは、
2 会社が導入した仕組みを運用できる人材がいるのか?
(社長のアイデアを具現化できる人材がいるのか?)
について解説します。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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執筆者 山本昌幸プロフィール:
人事制度(人事評価制度、賃金制度)指導歴28年超の専門家、特定社会保険労務士。「人事制度(人事評価制度・賃金制度)セミナー・勉強会」の講師を160回以上努め、社長・経営層の延べ受講生1600名以上。
自らの約10名の従業員を雇用する組織の経営者。

商業出版書籍
「人事評価制度が50分で理解でき、1日で完成する本 (忙しい社長のためのビジネス絵本) 」(同友館)
「今日作って明日から使う中小企業のためのカンタンすぎる人事評価制度」(中央経済社)
「従業員のための人事評価・社長のための人材育成」(同友館)
「人手不足脱却のための組織改革」(経営書院)
「『プロセスリストラ』を活用した真の残業削減・生産性向上・人材育成実践の手法」(日本法令)等

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