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社長一人の持久力・頑張りがいつまでもつのか・・・
私自身、年間100人以上の社長と
「ヒトのこと」「経営こと」「自社製品・サービスのこと」などについて
真剣かつ本音で深く、深く話を聴き、アドバイスをしています。
因みに、この“年間100人”とは、
たまたま登壇したセミナーの出席者である社長からの質問への回答、
メールでの相談などの人数ではなく、
本気かつ真剣に話を聴き、アドバイスした実人数のことです。
なぜ、このような状況かといいますと、
「年間30回以上開催している
人事評価制度・賃金制度勉強会出席者である社長から、後日改めての相談」(年間70人以上)、
「主任審査員として年間50回ほど実施しているマネジメントシステム審査の際の社長インタビュー」、
そのほか、社会保険労務士としての活動の中で社長からの相談等により
年間100人以上の社長から非常に内容の濃い相談が寄せられるのです。
その状況下では、社長のみならず、
・社長の右腕・片腕・№2
・次期後継者
・社長以外の役員
などを交えて討議することが多いのです。
また、人事評価制度や賃金制度などのコンサルティングの場でも
前述の相談以上に相当深い討議をさせていただき
かつ、社長の右腕、次期後継者及び役員とも面談します。
そこで!
社長は優秀で、とてもがんばっているにも拘らず、
社長の右腕、次期後継者及び役員が残念な方々の場合があるのです。
(非常に多い!)
要するに
社長の前向きさ、能力等にまったくついていけてない状況なのです。
正に社長一人で奮闘している状況です。
この社長の右腕、次期後継者及び役員等が
能力不足で残念な状況であることを
社長自身が気付いている場合もあり、
気づいていない場合もあります。
社長ご自身が、社長の右腕、次期後継者及び役員の
能力不足について気付いている場合は、
対策は非常に簡単です。
その対策として、
人材育成につながる理想的な人事評価制度を策定・運用すればよいのです。
このブログをお読みの方は
「人事評価制度=人材育成のツール」だということは
ご理解いただいていると思います。
ただ、巷にあふれている一般的な人事評価制度は、
人材育成につながらないことがほとんどですが、
「理想的な人事評価制度」であれば、
社長の右腕、次期後継者及び役員を育成すること可能なのです。
極論を言いますと、
全社員向けに「理想的な人事評価制度」を策定・運用するのではなく
育成したい社長の右腕、次期後継者及び役員候補だけを対象に
「理想的な人事評価制度」を導入すればよいのです。
賃金制度も然りです。
ですから、
社長ご自身が
「当社の役員連中は能力不足だな」
「一応○○さんが私の右腕だがまだまだだな」
などと感じているのであれば、
ぜひ、「理想的な人事評価制度」を策定・運用してみてください。
タッタ1日で策定できますから。
また、
「当社には、そもそも私の右腕や№2候補がいない」
ということであれば、
その候補の採用からサポートすることも可能ですので
ご検討ください。
話は戻しまして、
社長ご自身が、社長の右腕、次期後継者及び役員の
能力不足について気付いていない場合は少々問題です。
外部の専門家・コンサルタントとして、
「社長の右腕の方、能力不足ですよ」とは、
なかなか云い難いものです。
言い方や言う時期、シチュエーションを考えないと
正に「地雷を踏む」ことになるからです。
ただ、事実ですから
外部の専門家・コンサルタントとして
社長に嫌われたとしても
言うべきことは言い、具申し、
「地雷を踏む」ことに躊躇してはいけないのでしょう。
そもそも、私がなぜ、
社長の右腕、次期後継者及び役員が能力不足と感じるのか。
それは以下の根拠です。
・社長の頭の回転の速さや行動力についていけない
・社長の意見にまったく逆らえない
・社長が悩んでいることをサポートできない
一部の「裸の王様的社長」を除いて、
通常、前述のような行動・役割とは真逆のことを
社長は、自らの右腕、次期後継者及び役員に
望んでいるはずです。
確かに一部の社長は、
部下や№2から自分の意見と正反対の意見の
具申があった場合、
「カチん」とくることはあるでしょうが、
それが正論であれば聞く耳を持つのです。
「社長の頭の回転の速さや行動力についていけない」
「社長が悩んでいることをサポートできない」
というのは、
社長の右腕、次期後継者及び役員として
完全に役不足であり、能力不足です。
また、「社長の意見にまったく逆らえない」というのは、
一見、社長に従順な忠実な部下のように思えますが、
実は、
「保身の塊」という、
非常に自分勝手な人材なのです。
(ヒドイ場合は、ウラでボヤく)
そのような、自分勝手な人材を
社長の右腕、次期後継者及び役員としているのは
社長自身の大きな問題です。
このブログをお読みの社長、あなた!
あなたの右腕、次期後継者及び役員は、
前述の能力不足・保身の塊 に該当しませんか?
人事評価制度で、
「保身の塊」以外の右腕、次期後継者及び役員は
改善できます。
せひ、取り組んでみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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執筆者 山本昌幸プロフィール:
人事制度(人事評価制度、賃金制度)指導歴28年超の専門家、特定社会保険労務士。「人事制度(人事評価制度・賃金制度)セミナー・勉強会」の講師を160回以上努め、社長・経営層の延べ受講生1600名以上。
自らの約10名の従業員を雇用する組織の経営者。
商業出版書籍
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