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今日のテーマはそもそも人事評価制度とは? です。
現在、出版記念セミナーが2回終了し、残る出版記念セミナーはあと2回。
今回の書籍は、人事評価制度を50分で理解していただくための書籍です。
その書籍の出版記念セミナーであればさらに人事評価制度をわかりやすく説明しなければなりません。
そこで考えたのですが、これが結構難しい。
結果、行きついた答えが、「人事評価制度とは、従業員の行動を会社側が評価すること」です。
たったこれだけのことなんです。
こう書くとちっとも難しくないと思えるのですが、なぜか難しく思えてしまう。
なぜ、人事評価制度が難しく思えるのか?
それも考えてみました。
その結果、「どのように評価するのかわからないから」「ナニを評価してよいかわからないから」ではないかと思うのです。
確かに従業員を評価することが人事評価制度であることは理解できると思うのですが、
・どのように評価するのか?
・従業員のナニを評価するのか?
となると、途端に難解なイメージになりますね。
そこで、専門家というか人事評価制度コンサルタントの登場です。
「どのように従業員を評価するかというと・・・・」「従業員のナニを評価するのかというと・・・・」こういうことのウンチクをだらだらと説明するのですね。
いや、それは正論なのかもしれませんがそれがどうしたのですか?
それで会社は良くなるのですか?
会社は儲かるのですか?
従業員が伸びるのですか?
誤解の無いように申し上げますが、私も前述の人事評価制度コンサルタントですから、「ウンチクしてください!」とリクエストを頂ければ、いつでも長時間ウンチクいたします。
でも、それって意味あるのかなぁ。
人事評価制度の目的は人材育成にあることを私以外の人事制度コンサルタントの方も主張されておられますが、人事評価制度で人材育成を実現することは少々厄介なようです。
なぜなら、あくまで評価制度として運用しているからです。
ここでの詳細な説明は省きますが、「人事評価制度=人材育成」という風潮は正しいのですが、実現となるとなかなか・・って感じですね。
だいたい、人事評価制度が完成するまでに長期間かかり過ぎです。
3か月くらいで策定できる人事評価制度もあるようですが、一から策定するのではなく、評価項目の選択していく手法が主流のようで。
この評価項目選択式でそもそも人材育成が可能なのか甚だ疑問です。
話を元に戻しましょう。
・どのように評価するのか?
・従業員のナニを評価するのか?
この評価することを社長が決めてしまいましょう! というのが「カンタンすぎる人事評価制度」です。
ただ、やみくもに社長が決めることではありません。
社長は、経営されている業種のプロですが人事評価制度構築のプロではありません。
ですから、社長にとって、人事評価項目を策定することは厄介なのです。
確かに「従業員のナニを評価するのか?」に対して文言やフレーズは思いつくと思いますがそれをそのまま評価項目にしてしまうのは、使えない人事評価制度が一丁あがり!となりかねません。
ただ、3行上に「思いつくとは思いますが」と書きましたが実は思いつかない場合も多いのです。
そもそも発想が難しいのです。
「従業員のナニを評価すべきか?」という発想が。
あなたは、この質問に回答できますか?
1つ2つは思いついたとしても5項目も8項目となるといかがでしょうか?
実は、評価項目ってそうは思いつかないものなのです。
そこで「カンタンすぎる人事評価制度」では、評価項目を策定するアプローチは取っていません。
皆さんご存じのとおり、
・自社の存在価値は?自社の品質は?
・三年後の自社の姿は?
・社長・会社が一緒に働きたい人材とは?
・自社が解決すべき課題とは?
を明確にしていただきます。
もちろん、これらを明確にされただけでは人事評価制度の評価項目は出来ません。
そもそも、「自社の存在価値は?」「三年後の自社の姿は?」についても明確な回答が出せない社長さんが多いのです。
出せたとしても、そのままの表現ではとても評価項目へ展開できないのです。
そこで、私の出番となるのです。
社長が思いつくように様々なヒントや誘導尋問を重ね、出てきた答えから、さらに掘り下げていくのです。
これでもまだ不足であり、さらに、評価項目としてわかりやすい表現に置き換えていきます。
最後に小学生でも評価できる明確な評価基準を策定します。
このプロセスを経て完成するのが「カンタンすぎる人事評価制度」なのです。
これをタッタ一日で2,3種類の「評価表」を完成させるのですから価値をお判りいただけると思います。
これで「人事評価制度とは、従業員の行動を会社側が評価すること」が可能になるのですね。
このような説明をすると「やっぱり、人事評価制度は大変!」と思われるかもしれませんが、「カンタンすぎる人事評価制度」を私の指導で導入される場合は、カンタン以外になにものでもないです。