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今回も私が、なぜ、「カンタンすぎる人事評価制度」を開発したのかの「想い」を書いていきますね。
私は、既存の一般的な人事評価制度(人事考課)の問題点を打破するために「カンタンすぎる人事評価制度」を開発しました。
そこで、既存の一般的な人事評価制度(人事考課)の問題点を説明しているのです。
一般的な人事評価制度(人事考課)の問題点10:人事評価制度が人材の能力開発に繋がっていない。
このことは、非常に大きな問題です。
この問題を打破するために「カンタンすぎる人事評価制度」を開発したといっても過言ではありません。
いいですか!
人事評価制度は、人材を評価することだけが目的ではありません。
評価は単なるプロセスです。
人事評価制度の目的は人材育成です。
人材育成が出来ない人事評価制度は不良品だと思ってください。
もちろん、人事評価制度を導入する企業の中には、人材育成のことまで思いが及んでいない場合もあり、人事評価制度で人材育成が出来なくても不満はない企業もあるかもしれませんが、そのような企業であっても、人事評価制度の導入・運用により人材育成が出来れば良いに越したことはありませんよね。
そこで、人事評価制度の導入を考えている企業、既に人事評価制度を導入している企業、共に、人事評価制度に対する考え方を改めていただきたい。
人事評価制度の目的は人材育成です。
そして、人材育成された人材が能力を発揮することにより会社の収益を向上させるのです。
そして、人材に、社会に還元してください。
既存の一般的な人事評価制度は、人材育成が実現できる仕組みになっていない場合が多いのです。
でも、その前に既存の一般的な人事評価制度は、
・完成できないことが多い
・完成しても運用できないことが多い
・運用できても不完全な運用が多い
のですから、人材育成など、夢のまた夢なのかもしれません。
「カンタンすぎる人事評価制度」であっても、あれほど簡単に運用できる仕組みであっても、「運用しよう!」と思わない限り勝手に運用されるものではありません。
でも、「カンタンすぎる人事評価制度」が、運用できないのであれば、人事評価制度(人事考課)の導入は諦めていただいた方が良いでしょう。
私も1993年から人事制度・人事評価制度の指導をさせていただいておりますが、私が知る限り、一番運用のラクな人事評価制度は、「カンタンすぎる人事評価制度」だと思います。
加えて、一番短期間で策定できるのも「カンタンすぎる人事評価制度」です。
何せ、評価表を一日(6時間)で、2,3枚完成してしまうのですから。
私の知る限り一番運用がラクな「カンタンすぎる人事評価制度」ですが、当然のことながら人材育成に繋がります。
明確な評価項目に加えて、ナニが出来たら良い評価がもらえ、ナニが出来なければ悪い評価になるのかを小学生でも判断できる基準として策定するのですから。
ただ、これで終わりではありません。
一般的な人事評価制度の場合、仮に、高評価を獲得できる基準を明確にしたとしても、「ハイ、じゃあ、頑張ってくださいね。一年後に評価しますから」とほったらかしなのです。
まさに、ほったらかしておいて、ハイ、低評価。
となるのです。
確かに、良い評価をもらえる基準が予め、明確になっていたとしても実際にどのようにすればその基準にたどり着けるのかがわからない場合がありますよね。
登山も同じでしょう。
「富士山の頂上に上ることが出来れば最高評価を与えます」と、良い評価をもらうための評価基準を予め明確にされても、
・登るためにはどのような準備が必要なのか?
・いつ頃から登るのか?
・どのルートで登るのか?
など、「富士山の頂上に到達する」という「成果」をだすために様々な「プロセス」が存在するのです。
まずは、最高評価をゲットするための計画(PLAN)を明確にしなくてはなりません。
その計画もいい加減な計画では達成は難しいでしょう。
以前もお話しした「段取り八部」(計画が優れていれば80%成功したようなもの)なのです。
そして、大切なことは、計画だけではなく、計画したことを実行したうえで(DO)進捗管理を行うのです(CHECK)。
進捗管理の結果、改善を施し(ACT)、次の行動計画を立案するのです(PLAN)。
まさにPDCAですね。
ですから、人材育成のために人事評価制度を活用するためには、
1 具体的な評価項目(評価要素)を決定する
2 具体的な評価基準を決定する
3 高評価を獲得するためにやるべきことを決定する
4 高評価獲得のために決定したことを実行する
5 高評価獲得のために実行したことの検証を行う
6 検証の結果、改善を反映した、次のやるべきことを決定する
以下同様。
既存の一般的な人事評価制度では、前述のうち何もできていなかったり、出来ていても「1」くらいの場合が多いのです。
「カンタンすぎる人事評価制度!」であっても策定しただけでは、「1,2」なのです。
「カンタンすぎる人事評価制度」で更に徹底的に人材育成するのであれば「1,2,3,4,5,6・・・」を全て実行しなくてはなりません。
このことが、「カンタンすぎる人材育成」なのです。
私は、人事評価制度(人事考課)で人材育成を必ず実現するために「カンタンすぎる人事評価制度」を開発したのです。