8回:社長じゃないとわからないこと

今回は、「社長じゃないとわからないこと」についてです。

今日は、一度作成した「カンタンすぎる人事評価制度」の「人事評価表」を翌年以降、自力で作成するためのシステムと最高評価を獲得するためのシステムの構築のため或るソフト開発会社との打合せです。

通常、ソフトの開発を依頼する場合、開発担当者との打合せによりそのソフトの仕様を決定していきます。

今日もその打合せです。

ただ、そのソフト開発会社で当社の開発を担当していただける方が通常の場合と異なるのです。

その開発を担当していただける方とはそのソフト開発会社の社長です。

社長だからこそ「このような機能が必要では?」「このような管理画面が良いのでは?」などと社長目線で様々なアドバイスを頂けるのです。

実は、当該ソフト開発会社の社長さんとは2か月ほど前に初回相談をさせていただきその時に頂いたアイデアが秀逸でした。
今回もその続きなのです。

社長ではなく、一般の開発担当者の場合は、社長目線は持っておられないので、あくまでどのような人事評価ソフトが使いやすいのかという視点で仕様を決めていきますので完成したソフト自体がエクセレントとはいかないのです。

本来、その人事評価ソフトを開発する場合、開発する側の意向(今回は私)を反映したソフトになるのですが、私自身、人事評価制度については、思い入れがあるのですが、、ITとの関連性からの仕様決めは何分素人なため、どのようなモノが開発できるのかまでは想像つかない部分があります。

そこをリードして導いていただけるのが開発担当者なのですが、その開発担当者は通常、経営者ではないので社長目線は持ち合わせていません。

しかし、今回、当社が依頼しているソフト開発会社は社長さん自らに相談に乗っていただけるので社長目線での仕様が組み込まれると思うのです。

この「○○目線」は非常に大切です。

例えば、20代前半の女性向けの化粧品の開発は、20台前半の女性向けの意見無しでは開発できませんし、少し金銭的に余裕の出てきたミドル向けの自動車の開発もミドル層の意見は必要不可欠です。

ですから、「カンタンすぎる人事評価制度」のように社長の想いを込める人事評価制制度の策定については、経営者経験がないとコンサルできないのでは?と思えるのです。

私自身、経営者歴が長いことをインプットに「カンタンすぎる人事評価制度」を開発できました。

もちろん、1200回を越えるマネジメントシステム審査で、経営トップ(通常は社長)から、聞き取りした内容も開発の根拠になっています。

そして、企業にお邪魔して、「カンタンすぎる人事評価制度」の「人事評価表」を策定する場合も、同じ「社長目線」があるからこそ、評価項目を導き出すことができ、策定できるのです。

それともう一つ。

実際に身銭を切って、面接などをして、人材を雇用した経験があるからこそ、人事評価制度(人事考課)が策定できるのです。

あなたも人事評価制度(人事考課)を策定するとき、「会社を経営したこともない」「人材を雇用したこともない」コンサルタントからの指導を受けたいですか?

このような話をすると次のような反論が起こるかもしれません。

「では、糖尿病に罹ったことのない医師は糖尿病の治療は出来ないのですか?」  と。

まぁ、このような反論に対して、「屁理屈!」で済ましても良いのですが、一応、説明しておきましょう。

病気の場合、多くは治療法が確立されています。
その治療法という専門知識を保有しているのが専門医です。
その専門医の治療を受けることは極めて当たり前のことなのです。

反して、組織はそれぞれ異なり、人材もそれぞれ異なります。

ですから、細かなことを言うと、次のような会社があったとします。
・漬物製造業
・従業員数は40名

この場合、
従業員数40名の漬物製造業を経験したコンサルでないと
人事評価制度の構築指導はできないのか?

従業員数40名ほどの漬物製造業を経営した経験を持った人事評価制度コンサルタントが存在すればそれに越したことはないのですが、まず、不可能です。

で、あれば、「社長目線」ということに焦点を当て同じ目線や考え方、苦労した経験が、人事評価制度の策定に有益だということなのです。

ですから、前述の「では、糖尿病に罹ったことのない医師は糖尿病の治療は出来ないのですか?」という質問はナンセンスなのです。

ただ、ここで一つ注意点。

人事評価制度(人事考課)を策定する場合、100%社業が好きに策定すればよいと思うのですが、より良い人事評価制度を策定するためや、グッドではなくベターへ
ベターではなくベストな人事評価制度にするためには、従業員目線も参考にすべきとも思います。

そこで、2019年12月3日に沖縄で開催する「カンタンすぎる人事評価制度 一般セミナー」では、雇用される側から視て、どのような人事評価制度が嬉しいのか?
望ましいのかを? について当社のコンサルタントにレクチャーしてもらいます。

そのレクチャーするコンサルタントは、組織を経営した経験もあるのでより一層、深い話になると思います。

受講生の反応を視て、2019年12月12日の名古屋での同セミナーでも雇用される側から視た望ましい人事評価制度についてレクチャーしたいと思います。

【参考情報】人事評価制度とは?