カンタンすぎる人事評価制度なら、あおいコンサルタント株式会社

ブログ

BLOG

一般的な人事評価制度は「3密」

一般的な人事評価制度は「3密」

ダークなアンダーグラウンド人事評価制度はもう止めましょう

前回まで、一般的な人事評価制度の欠点として
「長い」「高い」「面倒くさい×2」であることを説明しました。

「長い」とは、策定期間が半年から1年超と長い。
「高い」とは、コンサル費用が数百万円から1千万円超と高い。
「面倒くさい:その1」は、策定が非常に面倒くさい。
「面倒くさい:その2」は、運用が非常に面倒くさい。

今回は、
一般的な人事評価制度は、「3密」。

「3密」とは、どういうことでしょうか?
疑問
皆さんもコロナ禍で聞き飽きたフレーズですね。

一般的な人事評価制度の「3密」とは・・・。

1つめの密:緻密すぎる人事評価制度であること
2つめの密:密室で評価すること
3つめの密:評価結果を内密にしておくこと

要は、
複雑で運用することがとても大変な緻密すぎる人事評価制度を
コソコソと密室で評価して、
評価結果を本人にフィードバックせずに内密にしておくことです。
密談
なぜ、そんなことになるのか?
なぜ、「3密」なのか?

まずは、
「緻密すぎる人事評価制度」について考えてみましょう。

殆んどの中小企業では、
どんなに大変で時間とお金がかかったとしても
がんばって、何とか策定するのです。

しかし、その策定した人事評価制度の運用段階になると
後回しになるのです。

しかも、策定した人事評価制度が、
「緻密すぎる」=「複雑な人事評価制度」の場合、
運用する側からすると敬遠してしまうのが実情です。
敬遠
ただでさえ、あまり運用したくない との思いがある人事評価制度。
その人事評価制度を運用したくない理由が出来てしまう。
その理由とは、
「緻密で複雑で運用が大変な人事評価制度」ということになります。

私の人事評価制度コンサル経験28年で気づいたこと。
それは、
「理想的な人事評価制度は、極力シンプルであること」です。
人事評価制度は、使ってナンボなのです。

理想的な人事評価制度がシンプルであるからこそ
中小企業においても理解されやすく
苦手意識がなくなるのです。

そもそも、人事評価制度は、
だれでも運用できるわかりやすい人事評価制度であることが必要なのです。
ですから、「3密」の「緻密すぎる人事評価制度」は
即刻、廃止するか、シンプルな仕組みに改善すべきでしょう。
わかりやすい
「3密」の二つ目の「密室で評価する」について考えてみましょう。

それは、ズバリ、後ろめたさがある人事評価制度だからです。

「えっ?後ろめたさがある人事評価制度?」

そうです。その通りです。

この文章をお読みの皆様の中で、
人事評価制度で部下を評価した経験がある方もいらっしゃると思いますが、
そのような場合、
大なり、小なり、
後ろめたさを感じませんでしたか?

・この私が評価して良いのか?
・他の評価者が評価した場合、私の評価とは異なる評価結果になるのではないか?
・こんな評価基準があいまいな人事評価制度で評価してよいのか?
などなど。
うしろめたい
「この私が評価しても良いのか?」以外は、
既存の一般的な人事評価制度の欠点を
評価する側は十分に感じているのです。

評価基準が無かったり、有ったとしても非常にあいまいであったりするので
「他の評価者が評価した場合、私とは異なる評価結果になるのではないか?」
という不安が付きまとうのです。

その原因こそが、
「こんな評価基準があいまいな人事評価制度で評価してよいのか?」なのです。

「後ろめたい人事評価制度」

これでは、人事評価制度の運用などありえないでしょう。

なぜなら、
運用すればするほど、後ろめたさが増幅していくのですから。

この「後ろめたさ」の結果、
三つ目の「評価結果を内密にしておくこと」につながるのです。
負の連鎖
後ろめたい人事評価の結果を
被評価者(人材)に伝えることが出来ますか?
出来ないですよね。

仮に、
「あなたの人事評価結果は5段階の真ん中のB評価でしたよ」と
被評価者(人材)に伝えたところで、
次の質問に回答できないのです。

「私は、なぜ、B評価だったのですか?」

このような質問をされた場合、
評価者(評価する側)からすると
非常に困りますので
評価結果を内密にしておくのです。
評価結果を人材に伝えないのです。
評価結果を内緒にするのです。
困る
はて。

被評価者(人材)に評価結果を伝えていない人事評価制度。
評価結果を伝えたとしても、
その評価結果の根拠までを開示できない人事評価制度。

こんな人事評価制度では、
人材育成などできるわけがないのです。
ダメ
ヒトは、長所をさらに伸ばすことはもちろん、
短所を是正しなくてはならないのです。

その、人事評価で、
・何が良かったのか?
・何がダメだったのか?
を被評価者(人材)に伝えなければならないのです。

被評価者(人材)は、
・自分が認められたこと
・自分が至らなかったこと
認識したうえで、自らが改善出来、
人材育成につながるのです。
ハードル
今回のテーマは、
一般的な人事評価制度は、「3密」という欠点を説明しましたが、
一般的な人事評価制度の最大の欠点は、
一般的な人事評価制度は人材育成ができない
ということなのです。

いいですか!

人事評価制度の目的は、人材を順位付けするための制度ではないのです。

人材育成

なのです。
ビシ
人材育成のための人事評価制度では、
「3密」では、大問題です。

そして、
人材育成ができない人事評価制度はさらに問題なのです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今日作って明日から使用する人事評価制度の勉強会はコチラ

執筆者 山本昌幸プロフィール:
人事制度(人事評価制度、賃金制度)指導歴28年超の専門家、特定社会保険労務士。「人事制度(人事評価制度・賃金制度)セミナー・勉強会」の講師を160回以上努め、社長・経営層の延べ受講生1600名以上。
自らの約10名の従業員を雇用する組織の経営者。
商業出版書籍
「人事評価制度が50分で理解でき、1日で完成する本 (忙しい社長のためのビジネス絵本) 」(同友館)
「今日作って明日から使う中小企業のためのカンタンすぎる人事評価制度」(中央経済社)
「従業員のための人事評価・社長のための人材育成」(同友館)
「人手不足脱却のための組織改革」(経営書院)
「『プロセスリストラ』を活用した真の残業削減・生産性向上・人材育成実践の手法」(日本法令)等

TOP mail_outlineお問い合わせはこちら