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カンタンすぎる人事評価制度 気ままブログ47回
今日は、当社(当事務所)の仕事納めです。
あっ という間の一年でしたが思い返すといろいろありました。
数年前から地道に指導してきた「カンタンすぎる人事評価制度」がプチブレークした年でもありました。
カンタンすぎる人事評価制度をコンサルやセミナーで広めることが出来たのは非常に嬉しいのですが、事務所として非常に嬉しいことがあります。
それは、誰も退職しなかったからです。
今の事務所の雰囲気はとても良いのでそのまま、、ずーっと維持していきたいのです。
そして、今年は退職者ゼロ。
ホントに助かりました。
今年(2019年)の仕事始めの1月4日に「新年あけましておめでとうございます」と仕事納めの本日12月27日に「来年もよろしくお願いします」を同じメンバーで言い合えるのは本当に幸せです。
従業員が増えるのは喜ばしいのですが、減っていく・・・退職していくのは辛いことです。
もちろん退職には、発展的・前向きな退職もありますから退職する従業員にとっては、希望を胸に退職するのですが、退職される雇用側としては、やはり淋しい気持ちが残ります。
来年も一人も退職者を出さず出来れば増員していくことが出来れば嬉しいですね。
そのためには、今以上に「カンタンすぎる人事評価制度」を広めていきたいと思います。
今朝、出版コーディネーターの小山さんから連絡があり、私の新刊がアマゾンにアップされたとのこと。
まだ、「予約受付中」の表示で発売は2020年1月28日との表示。
9冊目とはいえ、このアマゾンのサイトで自分の著作を視るのは新鮮なことです。
今回は、「人事評価制度が50分で理解でき、一日で完成する本」という本ですが、今回もマネジメントシステム(PDCA)が根底にある本です。
というか、マネジメントシステムの本なのです。
人事制度・人事評価制度(人事考課)を策定・運用していくうえで如何にマネジメントシステムが重要であるのかを説いています。
なぜ、私が人事評価制度(人事考課)でマネジメントシステムをクローズアップして説明するのか?
それは、一般的な人事評価制度(人事考課)で次の二つの状況があるからです。
1 人事評価制度が完成できない
2 人事評価制度が運用できない
「1 人事評価制度が完成できない」とは、指導者の力を借りずに自分たちだけで策定する場合に頻繁に起こりうる現象です。
中には指導者の力を借りても完成できなかった事例も数多く訊いてきました。
なぜ、完成出来なのでしょうか?
そもそも、策定を目指している人事評価制度が複雑なため、途中で挫折してしまうからです。
これは、人事評価制度のPDCAでいえば、完成が出来ない状態なのです。
人事評価制度をこのように運用していきましょうという計画(PLAN)が策定出来ないのです。
一般的な人事評価制度の問題点として20%くらいがこの状況でしょうか。
「2 人事評価制度が運用できない」は、指導者の力を借りて人事評価制度を策定した場合に起こりうる現象です。
これが、一般的な人事評価制度の問題点として結果だけでみると80%くらいでしょうか。
自力で策定せず、人事評価制度の専門家の指導の下、人事評価制度を策定するという考え方・行動は間違っていませんが、問題は、指導を仰ぐ専門家との相性です。(中には力量に問題のある専門家の場合も・・・)
あなたの会社は、なぜ、人事評価制度(人事考課)を導入しようと思ったのですか?
真の理由、根拠、原因は何でしょうか?
この人事評価制度(人事考課)の導入を決定した真の理由、根拠、原因を明確にせずに人事評価制度(人事考課)の策定に取り組むことは非常に危険なのです。
自動車の用途を考えずに車種を選んでしまうのと同じです。
あなたの組織が酒屋さんでお客様の自宅にお酒・ビールを配達したい場合にスポーツカーを購入しますか?
「カンタンすぎる人事評価制度」にしてもすべての組織にフィットするとは限りません。
ただ、カンタンに策定・導入・運用でき費用的にも負担が少ないので組織との相性が悪かったとしても取り返しがつくのです。
ただ、ムダなお金は一円でもムダですが。
「2 人事評価制度が運用できない」の一番の問題点は、策定した人事評価制度の仕組み、「評価表」が複雑すぎて運用できないのです。
私は、マネジメントシステムの審査を公称「1200回以上実施」としていますが、実は、その回数をはるかに超えています。
その際、受審企業の人事評価制度に遭遇する場合が非常に多いので、人事制度・人事評価制度(人事考課)コンサルタントの中で私自身が開発・構築した人事制度・人事評価制度以外で、様々な人事制度・人事評価制度(人事考課)を目の当たりにしてきた数は、わが国でもトップクラスではないかと思います。
その数多くの人事制度・人事評価制度(人事考課)を視てきた専門家としての感想は、「皆、難しい、複雑・・・」です。
私のような人事制度・人事評価制度(人事考課)の専門家が或る企業の「人事評価表」や「人事規程」「人事評価制度規程」を視て、「ムズカシイ」と思えるのですから、一般の担当者にとっては、自社の人事制度・人事評価制度(人事考課)を理解するのは至難の業であり、実際、評価を受ける側の従業員は、全くもって理解できない という現象もあるのです。
以上のように一般的な人事評価制度(人事考課)では、
1 人事評価制度が完成できない
2 人事評価制度が運用できない
という状況が多いのですが、それを打破できるのがマネジメントシステム(PDCA)なのです。
人事評価制度が完成できない場合、人事評価制度自体のPDCAではなく、人事評価制度策定のPDCAを廻せばよいのです。
人事評価制度が運用できないのであれば人事評価制度のPDCAのどこに問題があるのか原因箇所を特定して是正すればよいのです。
この辺のことは、非常に長くなりますのでいずれまた。
今回は、ここまでにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
カンタンすぎる人事評価制度 開発者
あおいコンサルタント株式会社 山本昌幸