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一昨日は、高校時代の大好きな先輩と40年欄の親友の三人で飲み会でした。
高校時代のバスケ部の先輩なのですが、先輩と言っても私が7月生まれで一級上の先輩は、早生まれの3月ですから実質は、先輩は私より4か月早く生まれただけなのです。
ただ、高校時代の先輩はいくつになっても先輩であり、先輩は後輩である私を非常にかわいがってくれます。
この利害関係のない上下関係は非常に良いですね!いや、別の見方をすると非常に濃い利害関係が存在しているのかもしれません。
なぜなら、私に何か困ったことがあれば、必ず助けてくれる先輩だからです。
私も先輩に何かあれば、すっ飛んでいきます。
ですから、私がいつも皆さんに説いている「自分ごと」なのです。
要するに先輩と私の関係は「自分ごと」なのです。
この他人ではありますが、お互い「自分ごと」としてお付き合いさせていただいていることは非常に嬉しい限りです。
この話は、学生時代の先輩後輩から端を発した関係なのですが、同じ、先輩後輩でも会社内で間柄だとどうなるのでしょうか?
会社の先輩と後輩。
もちろん、先輩の方が優位な立場にあるのですが、それは、いつ逆転するのかわからないということです。
人事評価制度(人事考課)の結果、そのようになることは当然のごとく考えられます。
例えば、後輩であるB氏が課長になり、先輩であるA氏が係長の場合。
要するにB氏がA氏を追い抜いたことになります。
仕事資するうえでは、後輩のB氏が先輩のA氏よりの上位の立場ですから社内の待遇が良くて当然です。
その分、責任もB氏の方が重いですね。
ただ、プライベートのときまでB氏がA氏を下に扱ってよいのでしょうか?
これは難しい問題であり、人それぞれ考え方があります。
ただ、私の個人的な考え方としてはプライベートであれば、年上の敬うべきだと思います。
プライベートであればB氏はA氏に対して敬語を使うべきだと思います。
以前の関与先で20歳代で26歳の上司が28歳の部下を呼び捨てにしていましたがこれには、賛成できませんでした。
そもそも、社内で人材を呼び捨てにすることはどうなのでしょうか?
正直、その26歳の上司は能力も高くなく、品性のないと思われる人材でした。
ただ、その26歳の上司をそのように振舞わせている組織自体が問題なのであり、品性のない組織なのかもしれません。
この辺のことは私の私見ですのでお許しください。
ただ、このような組織から人事評価制度の指導を依頼された場合は、まずは断ります。
どうしても というのであれば、そのような品性のない組織を改善するためのツールとして人事評価制度(人事考課)を活用していただくことになります。
そこで辛いのは、私が社長に向かって「あなたの会社は品性が無いのですよ」と伝えなくてはならないことです。
いやいや、もちろん、ズバリと「品性が無いですよ」とは、伝えませんがそれらしいことを伝えることになるのです。
その場合の社長の対応が当然のことながら二種類に分かれます。
「そこまで言われれる筋合いはない」と拒否してくる社長と「確かにそのような部分はあるので改善したい」と人事評価制度の導入を依頼される社長。
どちらの対応も間違ってはいません。
なぜなら、どちらの組織も最終責任は社長が持つのですから。
また、社長の独断による人事評価を諫めなければならないことにも遭遇します。
私は、基本的には社長が好きに評価することは否定しません。
ただ、好きに評価するといっても、その評価結果の根拠があるのでしょうか? ということです。
いくら会社の最終責任は社長にあるから社長は、好き勝手に人材を評価したとしてもその評価結果に対する根拠が必要なのです。
なぜ、この評価なのかと。
根拠のない評価は、単に社長の気まぐれと取られてしまいます。
もっとひどいのは、社長に気に入られればよい とか評価時期間際の一か月間に社長に好印象を与える とか社長に届く作業だけ行う とか、チョット考えれば、社長をダマすことなど非常にカンタンと感じる人材が存在することを社長も気づいていただきたい。
あなたは社長として人材から騙されたいですか?
「ウチの社長、期末に社長が喜びそうな発言してやると オレの評価がすごくよくなるんだよ。 社長をダマして高評価を得るのなんて簡単だよ」って、言われていたらどうしますか?
いいですか!
何ごとも根拠が必要なのです。
もちろん人事評価についても。
評価根拠を伴ったうえであくまで社長好みの人事評価制度(人事考課)を策定したいのであれば「カンタンすぎる人事評価制度」がピッタリです。
「カンタンすぎる人事評価制度」を導入することにより、社長の望む会社を造ることができるからです。
ただ、悪用もできます。
社長が好む、トンデモナイ会社を造ってしまうことも可能なのです。
ですから、「カンタンすぎる人事評価制度」を導入する企業の社長は人格を今以上に磨いてください。
今後、「カンタンすぎる人事評価制度」を導入している組織の社長は人格者である可能性が非常に高いですね。 という評判になると非常に嬉しいですね。