ブログ
BLOG
今日は、前回の続きで最初から人事評価制度(人事考課)の完成形が決まっている「パッケージ・コンサルタント」とどのようにでも、その企業に合致した人事評価制度(人事考課)を策定することができる「カスタマイズ・コンサルタント」の違いを考えてみます。
どうしてこのような違いになるのでしょうか?
実は、この「違い」・・・。
コンサルを受ける企業さんにとって、大きな差が出るのです。
月とスッポンなのです。
あなたもレストランに入って、メニューはいっぱいあるけど、どのメニューを頼んでも出される料理が同じ味だと残念ですよね。
人事評価制度(人事考課)や人事制度の策定も同じなのです。
誤解の無いように言いますが、予め完成形が決まっているパッケージングされた人事評価制度(人事考課)が一概に悪いとは言いません。
ただ、その人事評価制度(人事考課)は、
・あなたの会社に必要な人事評価制度(人事考課)ですか?
・あなたの会社で使える人事評価制度(人事考課)ですか?
・あなたの会社の目的を達成できますか?
ということです。
もちろん、回答として「YES」の場合もあります。
ただ、少数派なのでは。
では、話を戻して「パッケージ・コンサルタント」と「カスタマイズ・コンサルタント」の違いは何か?
これは、
・経験
・インプットの量
などが非常に重要ですがもう一つ重大なことがあります。
自分で創ることができるコンサルか? ということです。
人事制度・人事評価制度(人事考課)コンサルタントは、最初から自分のオリジナルの人事制度・人事評価制度(人事考課)の指導ができるわけではないのです。
最初は、書籍を読み、セミナーに出て、他のコンサルの下で修業してなどを経て、書籍に書いてあった手法、セミナーで学んだ手法、他のコンサルの下で学んだ手法をお客様である企業に人事制度・人事評価制度(人事考課)として指導するのです。
問題はこれからです。
この指導方法が悪い訳ではありませんが、改善していかないのでしょうか?
他人から教えてもらった人事制度・人事評価制度(人事考課)をそのまま指導して面白いのでしょうか?
もちろん、他人から教えてもらった人事制度・人事評価制度(人事考課)が最高の仕組みであれば、敢えて、手を入れる必要はないのですが、それこそ、人事制度・人事評価制度(人事考課)を精査する能力、改善する能力が欠落していると思うのです。
学んだときは、最高の仕組みであっても社会情勢、企業の在り方、労働者の考え方、最近でいえば、働き方改革への対応の必要性から人事制度・人事評価制度(人事考課)も変革していくのです。
ですから、これらに合わせてオリジナルの人事制度・人事評価制度(人事考課)を開発できる能力がコンサルタントには求められるのです。
全面改定でなくても一部改定・改善でもいいのです。
どのように素晴らしい人事制度・人事評価制度(人事考課)であったとしても必ず、制度疲労を起こします。
ですから、社会情勢等に合致した人事制度・人事評価制度(人事考課)が必要なのです。
私は、今まで、完全オリジナルの人事制度・人事評価制度(人事考課)である
・プロセス人事制度
・カンタンすぎる人事評価制度
を開発しました。
ただこれらも最終形が決まっている人事制度・人事評価制度(人事考課)ではなく、創る企業によりどのようにでも変革できる人事制度・人事評価制度(人事考課)なのです。
あなたは、自社が人事制度・人事評価制度(人事考課)の策定に取り組む場合、・ファミレスのコックさんみたいなコンサルタントと・どのような量にも対応できる料理人のようなコンサルタントのどちらに指導を依頼したいですか?
前社が「パッケージコンサルタント・コンサル会社」であり後者が「カスタマイズコンサルタント・コンサル会社」なのです。
ファミレスのメニューは、誰が造っても同じ料理が出来上がります。
それは、それで問題ないのかもしれませんが、「ハンバーグの大きさを1.5倍にしてください」などのリクエストには対応してもらえません。
これが、「パッケージコンサルタント・コンサル会社」です。
ここで、前回提示した「パッケージコンサルタント・コンサル会社」と「カスタマイズコンサルタント・コンサル会社」の定義を再掲して終わりにします。
一種類目のヒト:出された料理をそのまま食べるヒト
一種類目のヒト:レシピそのままに料理を作るヒト
↓ ↓ ↓
パッケージングされた人事評価制度をそのまま指導するコンサルタント
企業の実態に合致した人事評価制度の策定をすることが困難
↓ ↓ ↓
パーケージコンサルタント・コンサル会社
二種類目のヒト:出された料理に味付けして食べるヒト
二種類目のヒト:自分でレシピを造れるヒト
↓ ↓ ↓
パッケージングされた人事評価制度をその企業に合わせて指導するコンサルタント
企業の実態に合致した人事評価制度をカスタマイズして策定できる
↓ ↓ ↓
カスタマイズコンサルタント・コンサル会社
今回は、ここまでにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。