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前々回から「組織の解決すべき課題」の説明に入りました。
今回もその続きです。
今回は、今まで「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」に参加された方(90%以上が社長)の企業経営における重要な取り組み点を尋ねたアンケート結果を披露しますね。
一位はダントツで、人材育成です。
参加者の95%の方が「人材育成」を挙げています。
人事評価制度セミナーへの参加者ということを割り引いても圧倒的な数値です。
二位は意外にも「生産性向上」です。
これは、半数強の方が挙げられています。
余談ですが、生産性向上というのは、本来、科学的管理手法から導き出されるのですが、最近、頻繁に使われている「生産性向上」という文言はえらい軽い意味合いで使用されているように思えます。
具体的には、生産性向上の意味も解らず使用している。
本来、生産性向上にはホワイトカラーの事務作業であっても品質管理の知識が不可欠です。
ただ、残念ながら、生産性向上と触れ回っている方々は品質管理の知識をどれくらいお持ちなのでしょうか?
いや、初歩的な知識すらどうなのでしょうか?
ただし、これは、事務作業しかしたことのない方々にとって恥ずべきことではなく、当たり前のことなのです。
あなたに例えていうならオランダの法律を知らないレベルなので仕方ないことなのです。
そもそも、生産性向上と軽々しく言うべきではなのですが、私が常々提言している小手先の持参削減の手法を脱却するために生産性向上という文言を仕方なく使用している感じです。
いや、意味は分かっているのですが、生産性向上はどのようなアプローチで実現するのかを全く理解していない方が多いということです。
私自身、独自で開発したムダな労働時間・残業時間を削減する「タイムクリエイトマネジメントシステム」は、品質管理の知識なしでは、開発できませんでした。
生産性向上が二位に挙がっているのが「意外」と書きましたが政府やマスコミに踊らされて生産性向上を挙げているのであれば少々問題ですね。
三位は、「人手不足解消」。半数弱の方が挙げています。これは大きく頷けます。
と、いいますか、この「人手不足」が企業経営における重要な取り組みとして「人手不足」が三位なのが驚きです。
いくら、人事評価制度(人事考課)のセミナー参加者と言っても「人材育成」「生産性向上」が「人手不足」を抑えるとは。
要は、私が主催している人事評価制度(人事考課)セミナーの出席者である社長さん方は、組織の受け入れ態勢が整わない状態で人手不足対策を施しても意味が無いことを理解しているということでしょう。
組織の受け入れ態勢として一番重要なことが「人材育成のしくみ」ということでしょうか。