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2024年10月24日 中部インテリア建設事業協同組合 静岡支部主催の研修会で講師を務めました
中部インテリア建設事業協同組合 静岡支部主催の研修会において、
講師として登壇させていただきました。
メーカー関係者の皆様、事業者の皆様にお集まりいただき、
建設業界における人材不足対策やその解決策について、お話いたしました。
研修テーマ
今回の研修会では、
特に「人手不足時代の人事管理」という切り口から、
人をどのように募集するのか、
そしてどのように育成していくのかを
事例を交えながらお話しました。
限られたリソースをいかに磨き、魅力的に発信するのかが、
今後の企業の継続と成長にとっては重点課題となります。
そのためのポイントとして、人事評価制度の導入の重要性にも触れました。
具体的なトピック
安全管理レベルの向上:
優れた安全管理を行う企業は、
優秀な人材を引き寄せ、離職率を低下させます。
特に建設業では安全が最優先であり、これが企業の信頼性にも繋がることをお話しました。
人材育成の仕組み:
従業員が自らの成長を実感できる環境を整えることが、
組織の持続的な成長を実現します。
組織が従業員に求める「要求力量のハードル」をスモールステップで示し、
ビジョンを共有していくことが大切であることをお話しました。
評価制度の有用性:
従業員の価値を認め、
その成果を反映する仕組みを構築することで、
従業員のモチベーションを高め、
企業全体の生産性を向上させることができることをお話しました。
また成果と処遇(主に賃金)との紐づけの重要性を特に強調してお伝えしました。
参加者からのお声
参加者の皆様からは、
「一人前になる前に辞められることが大きな痛手である」
「職場環境の改善をしていかないといけないと思っている」
といった切実なお声が聞かれ、
このテーマへの関心の高さがうかがえました。
懇親会にて
研修終了後には懇親会にも参加し、
参加者の皆様とさらに深い交流を持つことができました。
ある事業者の方が、
「評価制度を構築中だが、なかなか難しい。」
とお話くださいました。ほかにも
「人の採用はできている。評価も行っているけれども、
特に中間管理職の育成に課題を感じている。」
という方もいらっしゃいました。
いずれの場合も、人事管理の必要性を感じ、
既に取り組みをはじめていらっしゃることに業界の未来を感じました。
終わりに
今回の研修会では、私自身も多くの学びを得ることができました。
参加者の方々との対話、現場のリアルな声に触れられたことは、
私にとっても貴重な経験となりました。
「人材を大切にする建設事業者」
これは単なるスローガンではなく、
日々のたゆまぬ実践が求められるものであると改めて実感しました。
主催してくださった中部インテリア事業協同組合 静岡支部の皆様、
そしてご参加の皆様に心より感謝申し上げます。
これからも、建設業界の皆様とともに歩み、
より良い未来を築くために、
今回のテーマについては、今後のブログでも引き続き発信していきますので、
どうぞお楽しみに。
執筆者 雨谷文代