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2024.10.7

人事評価制度

自分の意見を言えない人材をどうするのか

ビジネスにおいて「自らの意見を伝えること出来な人材」は、非常に問題です。

常にお伝えしていることですが、
この文章は、
完全に「経営者目線」「経営上の高い視座をお持ちの方向け」に
執筆していますのでご理解ください。

では、本題です。
パソコン打つ人
あなたの会社で雇用している人材は
自らの意見を伝えることが出来る人材ですか?

この場合の「自らの意見」とは、
愚痴、不満、他人の悪口ではありません。

前向きな、建設的な意見です。
例え、後ろ向きの意見、不満であっても、
不満とともに改善策を伝えられるのであれば、
建設的な意見となります。
意見
単に
「○○が悪い」
「△△がおかしい」
「◆◆が課題である」というのは、
愚痴であり、不満と言えるでしょう。
(これらは、人事評価制度で防ぎたいですね)

しかし、その愚痴や不満の解消方法や改善方法を
提案できるのであれば建設的な意見となるのです。
意見
そしてもう一つ。
何か問題点を伝える場合や指摘する場合、
その根拠を伝える必要があるのです。

問題点の根拠が特定できない場合も考えられますが、
殆んどの問題点においては、
その根拠を特定可能なのです。

以上をまえがきというか前提として、
本日のお題である
「自分の意見を言えない人材をどうするのか」について
考えてみます。
考える
ビジネスにおいて
自らの意見を伝えることが出来ない人材は、
職種によっては致命的な欠点となるでしょう。

そして、その人材の価値が大きく減退する要素となります。

多くの日本人は、
多くの外国人と異なり
自己主張をあまりしません。
多国籍
これはこれで日本人の美徳なのでしょうが、
日本人が海外に出て行った場合や
ビジネスの世界では、問題なのです。

自らの意見を伝えられない。
なぜかのか?

ここでも根拠が必要です。
なぜ、自らの意見を伝えることが出来ないのか?

それは「保身」なのかもしれません。

「こんな意見を言うと出しゃばりだと思われるかもしれない」
「生意気だと思われるかもしれない」
などなど。
あきれる
でもね。

でも、自らの意見の根拠が明確であれば、
言われた方は、当初は、「カチン」と来たとしても
根拠が適切であれば、
理解を得られることが多いのです。

理解を得られない場合は、
その意見が的外れの場合や、
根拠が違っているからでしょう。

そして、議論をすればよいのです。
意見を交わせばいいのです。

議論を交わそうにもうまくできない人材もいるでしょうし、
理論的に相手に伝えることが出来ない人材もいるでしょう。
議論
だからこそ、そのままにしていてはダメなのです。

一生、そのままでいいのですか。

ちゃんと自らの意見を相手に伝えることが出来、
議論を交わせることが出来るようになるべきなのです。

ビジネスにおいて自らの意見を相手に伝えられないことは、
一昔前の人気漫画の主役の台詞を思い出します。
「オマエは、既に○○でいる」と。

では、人事評価制度で、
自分の意見を伝えることが出来る人材の育成は可能なのでしょうか?

もちろん、人事評価制度で育成可能です。

ただ、今回は、どのように
人事評価制度で
自らの意見を伝える人材を育成するのか?ではなく、
マインドセットの着眼点から考えてみましょう。
考える
自らの意見を伝えられない根拠の一つとして
「保身」があることを前述しましたが、
経営者・経営層として、
人材が「保身」を考えなくても良い組織風土や
社長自身の振る舞いが必要でもあります。

私自身も
「意見をどんどん言ってください」と伝えているのですが、
人材からすると、
・伝えにくい
・真向否定される
などの感触なのかもしれません。

その場合、私自身も改善していかなくてはなりません。
経営者
なぜ、人材がそのような感触になってしまうのかと。

それよりも問題なことは、
人材が自らの意見を伝えて、
その意見に賛同を得られなかった場合、
・議論を交わそうにもうまくできそうにない
・理論的に相手に反論できない
などを放置しておくことです。

放置しておいては、
まったく成長が見込めません。

このことからも
「オマエは、既に○○でいる」
となるのです。
倒れる
相手と議論を交わす、
理論的に反論
するためには、生まれながらの話術などの要素もありますが、
自ら蓄えることが出来る知識で大きく改善できます。

そう!

知識をインプットするのです。
学ぶのです。

その努力を放棄していると思えるからこそ、
私は、残念なのです。

せっかく、人間という生き物に生まれてきて
成長を放棄していると思えるのです。

学ぶことはいくらでもできます。
学んだら(インプットしたら)、ぜひ、アウトプットしましょう。

以前のブログで、
インプットだけしてアウトプットできないことは
もったいないと説明しましたが、
インプットさえしていないのであれば、
非常に問題。
アウトプット
このブログをお読みの方が
経営者・経営層の場合は、
ぜひ、自らの意見を伝えることが出来る人材を育成しましょう。
(人事評価制度で可能です)

このブログをお読みの方が、
雇用される側であれば、
ぜひ、自らの意見を伝えるために
自分磨きをしましょう。
既にその能力を保有しているのであれば、
積極的にアウトプットしてはいかがですか。

その際、自らの意見の根拠も意識してくださいね。

人はいくつになっても成長でき、変われるのです。
一緒に頑張りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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執筆者 山本昌幸プロフィール:
人事制度(人事評価制度、賃金制度)指導歴28年超の専門家、特定社会保険労務士。「人事制度(人事評価制度・賃金制度)セミナー・勉強会」の講師を170回以上務め、社長・経営層の延べ受講生1900名以上。
自らの約10名の従業員を雇用する組織の経営者。
商業出版書籍
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