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最近9回ほど「カンタンすぎる人事評価制度」の開発に至った開発者である私の「想い」を説明してきました。
開発者の私ネタの続きとして、私のコア(芯)についてお話しておきましょう。
私が仕事をする上で、企業さんに指導をさせていただく上でのコア(芯)とは、マネジメントシステムです。
常にマネジメントシステムを念頭に仕事をしており、指導をさせていただいております。
もちろん、私自身は、ISO9001・14001・22000・39001主任審査員であり、特定社会保険労務士であり人事制度・時短・事故削減コンサルタントなのですが、それ以前にマネジメントシステムコンサルタントであることを強く意識しております。
それ故に常にPDCAを強く意識しておりますし、「すべてのことに根拠がある」「すべての問題に原因がある」を念頭に日々業務に励んでおります。
この強く意識していることや、念頭に置いていることはマネジメントシステムにどっぷり浸かって仕事をしてきた結果、私の脳みそに染み付いたのかもしれません。
最近の言葉では「マインドセット」と表現するのかもしれません。
ですから、私が開発した「カンタンすぎる人事評価制度」「プロセス人事制度」は、一般の人事制度の専門家とは全く別の着眼点で開発しました。
もちろん、人事制度コンサルタントとしても1993年から活動しておりますので、一般的な人事制度・人事評価制度の既成概念に囚われてしまいそうなことも多々ありましたがマネジメントシステムの世界で徹底的に叩き込まれた
・改善精神
・スパイラルアップ精神
・再発防止策の徹底
を基にどうすれば企業にとって、社長にとって使いやすいのかを考えてきました。
それは今でも現在進行形です。
ですから、「カンタンすぎる人事評価制度」は、常に進歩しており、導入して頂く企業により、大きく内容が異なることがありますが改善、是正の賜物なのです。
このような話をすると「えっ? カンタンすぎる人事評価制度は完ぺきではないのですか?」と突っ込まれそうですが、もちろん、改善すべき箇所だらけです。
というか、世界中どこを視ても完璧な人事制度や人事評価制度(人事考課)はあり得ないでしょう。
運用していると、当該人事制度・人事評価制度の改善点、修正点、是正点が必ず発見されるのです。
これらが発見されないということは
・全く運用されていない
・いい加減に運用されている
のいずれかでしょう。
適切に運用されていれば、必ず、改善点、修正点、是正点が見つかるものです。
これは、全てのモノ、全ての仕組み共通ですね。
あなたが乗っているマイカーは完璧ですか?
あなたの会社で導入されている顧客管理システムは完璧ですか?
まず、あり得ないでしょう。
使えば、必ず改善点などが発見されるのです。
「カンタンすぎる人事評価制度」を導入いただいた企業さんには当社から定期的に連絡を取らせていただき改善点や不満点をヒアリングさせていただいておりますのもそのためなのです。
私がマネジメントシステムの視点で「カンタンすぎる人事評価制度」を開発したことは前述しましたが、もう一つ大きな視点があります。
それは、社長目線 です。
「カンタンすぎる人事評価制度」は、徹底的な社長目線で開発しました。
当社は個人事業時代を除いて、法人化してから約30年。
小規模ではありますが10人前後の雇用もしております。
その、
・経営トップの着眼点
・人材を雇用する立場の着眼点
を基に「カンタンすぎる人事評価制度」を開発しました。
この二つの着眼点が無ければ開発はできませんでした。
私自身、起業にお邪魔する際、一番は話が合うというか、通じるのはオーナー社長です。
なぜなら同じ目線で会話ができるからです。
このオーナー社長と「同じ目線」があるからこそ、開発できたのが「カンタンすぎる人事評価制度」なのです。
そして、オーナー社長と会話する場面で常に意識をしていることがマネジメントシステムなのです。
余談ですが、私が商業出版した10冊近い書籍もすべてマネジメントシステムの内容なのです。
テーマはそれぞれ異なりますが、内容はすべてマネジメントシステムがベースなのです。
そして、今後も私が仕事をしていくうえで、仕組みを開発するうえでの着眼点はマネジメントシステムだと思います。
マネジメントシステムが適切に機能していれば組織運営は必ずうまくいくと思っています。
ただ、安易に意味も理解しないで(若しくは理解したつもりになって)PDCAという文言を使わないで欲しいとも思っています。
PDCAは、実際に使い倒してこそ価値があり、机上の空論でPDCAを叫んでもむなしい結果が待っているだけです。
また、PDCAはプロセス管理を徹底してこそ価値があるものであり、正しいプロセス管理を行うには、プロセスアプローチについても理解する必要があるのです。
今回は、私のコア(芯)は、マネジメントシステムであることをお伝えしました。