27回:人事評価担当表

今日は、愛知県トラック協会さんの愛知トラック総合研修センターの物流大学の講師を務めます。

テーマは、「運送業における労務管理人材開発・教育の仕組みづくりと人事評価制度の構築」です。

内容としては、「カンタンすぎる人事評価制度一般セミナー」の内容をトラック運送事業者さん向けにした内容です。

この講座は、昨年もほぼ同時期に開催され好評を得た講座です。

今回は、経営層、次期経営層の方々を中心に67名の方にご参加いただきました。

このような講座の講師を務める場合いつも思うのですが、ご参加の受講生の方々には本当に頭が下がります。

今日は土曜日です。

本来であれば休日です。

その休日を返上して、勉強しに来られているのです。

このような受講生の方が勤務や経営幹部を務める会社が良くならない訳がありません。

本日学んだことの10%でもよいので自分たちのモノとして活用していただければと思います。

活用していただくことにより、勉強熱心な経営層・管理者層が存在しない同業他社と比べて、5年後は、ものすごい差になっていると思います。

本日は、人事評価制度(人事考課)のことだけではなく、私の専門でもある交通事故削減や人手不足対策のこともお話ししましたのでお役に立てていただければと思います。

では、今回、いつもの「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」で説明しきれことのテーマは、「人事評価担当表」です。

この「人事評価担当表」は、読んで字のごとく誰がだれの評価を担当するのかを明記した一覧表のことなのです。

実は、一般的な人事評価制度(人事考課)では、誰がだれを評価したのかを明確にしない場合があります。

ほとんどの組織では、評価者は明確になっていますが、敢えて明確にしない会社もあるのです。

なぜ、評価者を明確にしないのでしょうか?

一番の大きな理由は、被評価者が(評価される側)、評価結果を逆恨みする可能性があると思われるからです。

ただ、被評価者からすると根拠のない評価をされて、恨みたい気持ちもわからないではありませんが、評価基準が無かったり、あいまいな一般的な人事評価制度(人事考課)の一番の被害者は、評価する側なのです。

評価基準が無かったり、あってもあいまいな場合、それで部下を評価しろと言われても上司としては困ってしまいますね。

そして、苦労して評価した結果、恨まれては非常に辛いです。

過去に行政書士として、法務局に提出する帰化申請を生業にしていたことがありますが、当時、法務局の担当者名も原則、伏せられていました。

この理由も恐らく、帰化申請が却下された場合の逆恨みを防ぐ目的もあったのではないでしょうか。

一般的な人事評価制度(人事考課)のように評価基準があいまいであったり、評価基準がない場合は、評価のエラーが頻発する可能性が高いので、あえて、評価者を公表しないことも考えられるのですが、「カンタンすぎる人事評価制度」では、小学生でも評価できる人事評価制度ですから、評価のエラーは極めて起こりにくいのです。

だからこそ、「評価担当表」を策定し、公表すればよいのです。

一般の人事評価制度(人事考課)のように評価者がコソコソする必要性はないのです。

評価者は堂々を「あなたは、○評価です」と自信をもって評価結果を本人に伝えることが出来るのです。

でも考えてみると一般的な人事評価制度(人事考課)のように密室でコソコソと行われる人事評価制度(人事考課)は、本当に問題ですね。

評価される側も被害者ですし、何といっても評価する側も被害者なのです。

あなたの会社ではどうでしょうか?

もうそろそろ止めませんか?
コソコソするのは。

上司である評価者は、堂々と部下に対して、「あなたは、○評価です。その根拠は・・・・・」と堂々と伝えられることが出来る「カンタンすぎる人事評価制度」のような、評価根拠が明確で、小学生でも評価できる人事評価制度(人事考課)を導入すべきだと思いませんか?

本日の物流大学での人事評価制度(人事考課)の講義を終わって、つくづくとそのように思いました。

なんで、評価者とはいえ、上司が、部下に対してコソコソしなくてはならないのか?

「カンタンすぎる人事評価制度」は人事評価制度(人事考課)として完ぺきではありませんが、評価基準の明快さについては、他の類を視ない人事評価制度(人事考課)だとおもいます。

逆に評価結果に恣意的なものが入らないので或る意味融通の利かない人事評価制度(人事考課)なのかもしれませんが、それはそれで公明正大な人事評価制度(人事考課)と言えるのでしょう。

【参考情報】人事評価制度とは?