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053回:人事評価制度(人事考課)の策定はメソッドに溺れるな!

今回は、メソッドに溺れるな! です。

「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」を毎月開催していると様々な参加者に出会います。

最近では、参加者のうち社長の割合が90%超えてきたの今から話すような参加者は削減されてきましたがゼロではないのです。

どのような参加者かというと、「カンタンすぎる・・・」とあったので、30分くらいで人事評価制度が完成すると思って参加する方。

いくら、「カンタンすぎる」といっても、30分で評価表は完成しません。

6時間で2,3種類の「評価表」が完成すること自体驚くべき事実だと思うのですが、社長以外の参加者(総務担当者が多い)の中には、前述のように30分で完成する「評価表」を期待して参加される方がいらっしゃいます。

実は、期待する気持ちもよくわかります。

とにかく、難解で策定に手間がかかる「人事評価表」が「カンタンすぎる」と30分で策定出来たら魅力ですからね。

それだけ、社内で「人事評価表」の策定や仕組みの構築に苦労されているのでしょう。

また、「人事評価表」がテンプレートに当てはめスグにでも完成!
ということを期待され参加された方も過去に数名いらっしゃいました。

これも大きな誤りです。

そもそもテンプレートに当てはめ、ハイ、完成! なんて「人事評価表」を誰がありがたがって使えるのでしょうか?

別にありがたがってもらう必要性はないのですがそんな「人事評価表」は使えないのです。

なぜなら、評価する対象はモノでも機械でもない生身の人間なのですから。

「人事評価表」の策定には、
・組織の状況
・業種
・社長の想い
・社員の振る舞い
・お客様
などを総合的に勘案したうえで策定しなくてはなりません。

その点では、厚生労働省のサイトから引用してくる内容も参考にはできますが実際の「評価表」の策定には活用しないことです。
あくまで参考に留めてください。

いいですか!人事評価制度(人事考課)の策定に近道はあり得ませんしテンプレートに当てはめ、ハイ完成!もあり得ません。

そして、「カンタンすぎる人事評価制度」は、近道でもないことを理解してください。

確かに、「カンタンすぎる人事評価制度」は、一日で「評価表」が2,3種類完成できますが、それは、社長の頭の中をこれでもか! というくらいに引き出して深堀したうえで、社長自身もクタクタになりながら策定するので一日で完成できるのです。

ですから、カンタンすぎる人事評価制度策定手法のメソッドにも溺れないでください。

人事評価制度(人事考課)は、ヒトの想いがあるから機能するのです。

セミナーにご参加いただいた方の中ですごく嬉しい感想を頂ける方がいらっしゃり、その方曰く、「評価表の策定方法が分かりました。早速作ってみます」

講師としては嬉しいご感想頂いたことになりますがカンタンすぎる人事評価制度開発者としては非常に不安なのです。

カンタンすぎる人事評価制度の上辺だけを理解していないのか?
メソッドに溺れていないのか?

【参考情報】人事評価制度とは?

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