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プロセス管理の重要性
真の労働時間削減には、プロセスの理解が必須です!
あなたは、「プロセス」 の意味を理解されていますか?
大丈夫! 多分理解されています。
では、その 「プロセス」 について、「他の人に説明してください!」と要求されると上手に説明できないのではないでしょうか?
通常、「プロセス」とは、
●手順 ●しごと ●しくみ ●過程
などと理解されていますね。これらは、すべて正解です。
でも、労働時間削減、時短、適正労働時間実現、生産性向上・・・・・を実現するためには、「プロセス=・手順 ・しごと ・しくみ ・過程」 の理解では不十分です。
マネジメントシステム(そう!PDCAを廻すこと)の領域では、「プロセス」を次のように解釈します。
インプット(入力)をアウトプット(出力)に変えること
例えば、テレビ電波受信~視聴プロセスの場合、
そして、プロセスはつながっているのです。
さらに、
「大きなプロセス」の中に、「小さなプロセス」があります。
「大きなプロセス=一連の朝食プロセス」 で説明しますと・・・
プロセスについてご理解いただけましたか?
このプロセス管理について重要なことは、これらの一連のプロセスはどのプロセスにおいても万遍なく管理しなくては、良い結果を得ることは困難なのです。
例えば、上の「一連の朝食プロセス」で考えてみましょう。
この「一連の朝食プロセス」では、次のプロセスから成り立っていますね。
- 目玉焼き製造プロセス
- 朝食を食べるプロセス
- 食器洗浄プロセス
- 食器後片付けプロセス
これら四つのプロセスのうち、三つが上手くいったとしましょう。
美味しい目玉焼きが完成し、上手に朝食を食べ、きれいに食器を洗えたとしても最後の「食器後片付けプロセス」で、食器を戸棚にしまうときに食器が手からずべって、パリーン と割れてしまった場合、「4. 食器後片付けプロセス」だけではなく、「一連の朝食プロセス」全体が台無しになってしまうのです。
ですから、何かを成功させたい場合、すべてのプロセスを万遍なく管理しなくてはならないのです。
適正な労働時間を実現させる場合においても、結果である労働時間数の根拠である一つ一つのプロセスに問題が無いのか、改善べきことが無いのかを確認して、改善や修正を念頭に管理し、労働時間削減(時短)や適正労働時間を実現する必要があるのです。
このプロセス管理の手法(専門的には「プロセスアプローチ」と言いますが、ここでは敢えて触れるのは止めましょう)、を実践することにより次のことが実現できるのです。
- 労働時間の削減(時短)
- 生産性の向上
- 目標の達成
- 無敵の人事制度
- 他にもたくさん・・・・・・・・
当サイトのトップページでも説明しましたが、
「問題には、必ず原因がある」
のです。 要するに
「残業発生には必ず、原因がある」
のです。
残業時間発生の真の原因や、生産性悪化の真の原因、時短の妨げとなる真の原因を突き止めずに、小手先の「変形労働時間制」や「ノー残業デー」や「残業の許可制」を導入したとしても、一時的に効果は見込めるかもしれませんが、それらが真の原因ではないため根本から労働時間の削減(時短)や生産性向上が実現できるわけがありません。
皮膚にできた発疹の原因がアレルギー物質の場合、どの物質によりアレルギーが起きたのかを突き止めなくては真の治療は困難でしょう。それと同じことですね。
プロセス管理についての詳細は、もしよろしければ、拙著である 「『プロセスリストラ』を活用した真の残業削減・生産性向上・人材育成 実践の手法」 を参考にしていただければと思います。