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ゼロから「1」を作ることが出来る人材・・・
組織の仕組みを策定できる人材
今回も、「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)についてです。
「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)とは、
何もない状態から創り出せることが出来る人材でした。
「ゼロ→1人材」は、
「事例をください」などと、
ばかげたことも言いません。
いや、「事例ください」発言を一概にばかげた発言とは言えませんが、
事例がないと
想像力がわかなかったり、策定できなかったりというのは、
やはり、能力的に少々問題ありなのでしょう。
事例を基に策定する・創り出すことも
必要であり、重要ではありますが、
それは、
「1」 を「10」にすることです。
今回のテーマは、
「0」 を「1以上」にすることですね。
何ごともゼロからスタートすることは非常に難しいのです。
でも、普通にやってのける人材がいる。
「0」 から「1以上」を普通に創り出せる人材もいる。
そのような人材(ゼロイチ人材)にとって、
ゼロから創り出すことは当たり前であり、
特別な能力ではありません。
要は、着眼点や考え方の違いなのです。
ヒトは、常に
固定観念や
思い込みがあります。
私も例外ではありません。
でも、この固定観念や思い込みを捨てることにより
新しい世界が大きく開けるのです。
この辺の着眼点や考え方を
人事評価制度の評価項目に加えて
人材育成のネタとして活用すれば良いのです。
固定観念や思い込みにとらわれることは、
ヒューマンエラーとも言えます。
意図しない不適切行動ですね。
このヒューマンエラーである
意図しない不適切行動を防止するために
今まで、思ってもみなかった着眼点での行動はできませんか?
思い出してください。
(思い出せない年代の方も多いと思いますが)
バブル期における
商社、金融機関など上場企業における
一般職女性は、
結婚したら退社でした。
そう、寿退社です。
私が在籍していた会社でも
毎年10月の面談で、
女子職員に対して、
結婚の予定があるのか、ないのか?を確認するのです。
結婚の予定がある場合、
来年の6月退職が慣習となっていました。
現在のように、
結婚≠退職 ではなかった時代とは言え
今思うと、不思議です。
結婚=退職 の時代から様々な変革があり、
今の育児休業法などができてきたのでしょう。
この育児休業法も「0→1以上」の典型例と言えるでしょう。
バブル期にだれが、育児休業法の趣旨を思いつくのでしょうか?
その当時、疑問に思っていた方も存在したとは思いますが、
そのような方々は
「思っている」だけで「行動しない・行動出来ない」方々です。
そう!
「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)は、
行動が伴うヒトなのです。
この「行動を伴うヒト」も
人事評価制度で育成する必要があるでしょう。
何でもかんでも人事評価制度?
と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
それが可能なのが人事評価制度なのです。
「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)とは、
既存の既成概念にとらわれない着眼点を身につけ、
かつ、行動できる人材なのです。
ただ、思いついても、
だれの許可を得ることなく行動できる立場の人材とは
限りませんので、
まずは、提案が必要なのでしょうか、
その「提案」も躊躇なく会社や上司にできる人材なのです。
このように説明してきますと
「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)とは、
行動力のある人材とも言えます。
前回のブログで、
「石の上にも三年」の私の解釈を記載しました。
三年間耐えるのではなく
あらゆる活動・行動を三年続けると
その後、未来が開けてくるという趣旨でした。
「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)は、
行動力ある人材ですから、
とにかく行動する。
そして、行動した結果が思わしくなくても
行動することにより
次のアイデアが思いつく。
このPDCAが必要でした。
ただ、最近の風潮では、
行動力ある人材が減少しているように思えるのです。
でも、このことは、
行動力がある人材の減少もありますが、
他人へ配慮するあまり、
行動を躊躇してしまう人材も含まれていると思います。
まぁ、いろいろな考え方はありますが、
既成概念にとらわれずに、
新しい着眼点でアイデアを思いつき
行動に移す人材。
このような人材が
「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)なのでしょう。
あなたの会社に
この「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)はいますか?
「いる」場合、何人くらいいますか?
「いない」場合、なぜいないのでしょうか?
何とか、「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)を育成しましょう。
「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)の存在により
あなたの会社、部署は、劇的に改善します。
少々扱いが厄介な「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)も
存在しますが、
その「扱いが厄介」なことよりも
「大きな成果」をあなたの会社、部署は手にすることが出来るのです。
どうか、人事評価制度を上手く活用して、
「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)を育成しようではありませんか。
おっと、その前に
社長・上司であるあなた自身が
「ゼロ→1人材」(ぜろいちじんざい)になりませんか?
既成概念・固定概念を捨てませんか?
既成概念・固定観念を捨てると
新しい未来が見えてくる可能性が高いのです。
どうかやってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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執筆者 山本昌幸プロフィール:
人事制度(人事評価制度、賃金制度)指導歴28年超の専門家、特定社会保険労務士。「人事制度(人事評価制度・賃金制度)セミナー・勉強会」の講師を170回以上務め、社長・経営層の延べ受講生1900名以上。
自らの約10名の従業員を雇用する組織の経営者。
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