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148回:緊急事態宣言

今回は、直接、人事評価制度(人事考課)の話題ではないです。

現時点(午後4時時点)では、緊急事態宣言は出されていませんが明日にでも出される可能性が高いと言われています。

緊急事態宣言が出された場合、まず、次のことを確認してください。

大前提として、緊急事態宣言は、企業の事業活動を制限することではありません。
ただし、実質的には制限がかかることが予測されます。

ます、自社の所在する場所が、緊急事態宣言の対象地域なのか?

「緊急事態宣言」と訊くと日本全体が対象のように思えてしまいますが、これは、都道府県単位で発令されるとのことですから、自社がその都道府県に含まれているのかを確認しましょう。

次に通勤する従業員の居住地が緊急事態宣言の場所なのか?
もし、従業員の居住する場所が緊急事態宣言の場所に含まれているのであれば、通勤をどのようにするのか?

ちなみに当社は愛知県に所在し、従業員はすべて愛知県が居住地ですので、愛知県に緊急事態宣言が出された場合は、原則、次のことを実施します。
・パート従業員は自宅待機 (助成金の申請を検討)
・社員は自動車通勤
自家用車は有料駐車場に駐車

当社は名古屋市の中心である名古屋市中区栄ですが、一日駐車していても1500円ほどの駐車場がありますので自動車通勤でもそれほど経費は嵩まないのです。

お子さんが居る従業員の場合、何らかのサポートが必要なのかもしれません。
子供が自宅待機することもそろそろ限界なのかもしれません。
それに加えて、昼食の準備やなんやら・・・。

ただ、このようなときにこそ組織の真価が問われるのかもしれません。

緊急事態宣言に振り回され、ジタバタして何も出来ないのか、なるべく業務に支障のない活動ができるのか。

出来ないとしても、いざ、新型コロナウイルスが収束に向かったときにフルスロットルで駆け抜けることができる体力を蓄えるのか。

このへんのことも人事評価制度(人事考課)で準備することが可能ですし、人事制度として策定しておくことも必要なのかもしれません。

私は、人事制度・人事評価制度(人事考課)コンサルタントですが、万能とは思っていません。

ただ、活用方法によっては、このような緊急事態においても人事制度・人事評価制度(人事考課)を上手く活用することもできるのです。

「座して待つ」のではなく、このようなピンチをチャンスにしてこそ組織に役立つ仕組みといえます。

それも人事制度・人事評価制度(人事考課)なのかもしれませんね。

さて、当社は今まで、新型コロナウイルスの影響は受けていませんでしたが、ここに来て、影響が出始めました。

一つ目は、今月末に予定していた「カンタンすぎる人事評価制度コンサル」の延期要請です。
こちらは、同じ愛知県の企業さんですが、延期要請を頂きました。
この時期に「正直、人事評価制度の策定はムリ」と判断されたのですが、お気持ちは非常によくわかります。

二つ目も、来月、ゴールデンウィーク明けに予定していた「カンタンすぎる人事評価制度コンサル」の延期要請です。
こちらは、一か月先ではありますが、緊急事態宣言が出された場合の期間の終期である5月6日に近い日程で、かつ、東京に近い場所ですから当然の判断でしょう。

今のところ、この2件ですが、今後も増えるのかもしれません。
ただ、昨日のブログにも書いたように希望的観測ではありますが、今週末までは、東京における感染者は一定数増え、今週末以降は、徐々に感染者数は減っていくのではないでしょうか。

だからといって、終息ではありませんので油断禁物ですが、気分的に少しは明るくなりますね。

私が、人事制度・人事評価制度コンサルだから思うのかもしれませんが、このように事業活動が停滞しているときこそ人事評価制度を策定すべきだと(財務的余裕がある企業は)。

事業活動の停滞は、丁度よい機会なのかもしれません。

今回の件で、キャッシュフローが悪くなり、それどころでは無い企業も多々あるとは思いますが、それに該当しない場合は、今後の組織運営に必要な仕組みづくりを行うチャンスなのです。

このようなことを主張しますと「ナニを寝ぼけたことを」と仰る方もいらっしゃると思いますが私は本気です。

この主張は決して間違っていませんし、今後は、このような組織づくりをすべきなのです。
三か月ほど売り上げがゼロでも持ちこたえられる組織です。

その「小さくても強い組織づくり」に、人事評価制度を役立てていただければと思います。

【参考情報】人事評価制度とは?

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