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今日は、3月11日です。
3.11です。
九年前に東日本大震災が発生しました。
もう九年も前なのにまだ、完全に復興とは言えない状況です。
あのような災害が起こると人事評価制度(人事考課)どころではなく、事業継続が最大のポイントとなるのでしょう。
ただ、事業継続するためにはヒトの力が必要であり、そのヒトを育成するツールが人事評価制度であり事業継続のために能力を発揮してもらうためのツールも人事評価制度なのです。
ですから、組織は日ごろからBCPやBCMSへの準備を怠りなく、かつ、そのためには人材が計画通りに行動できるように準備しておく必要があるのです。
そのためにも人事評価制度(人事考課)が活用できるのです。
九年前の3月11日。
私は、仕事で沖縄に居りました。
仕事が15時前に終了しホテルに戻りパソコンで仕事をしていたところ震災発生の情報が入り、テレビをつけました。
そこには、今まで見たことの無いような映像が映し出されていました。
津波です。
現実のリアルタイムの映像としては非常にショッキングな映像でした。
ただ、沖縄では、余り、現実味がなく、津波注意報は沖縄全域にも出ていたのですが皆さん、ピンと来ていない感じでした。
私は、仙台、福島のお客様がどうなってしまうのかを案じていました。
その後の日本の状況は皆さんもご存じのとおり一斉に自粛ムードが広がりましたね。
テレビCMといえは、「AC~」の広告だけとなり、「この先、わが国日本はどうなってしまうのだろう、それこそ、人事制度・人事評価制度(人事考課)どころではないのではないか」と
私自身も弱気になるほどでした。
そんな状況下でも当社・私にコンサルティング依頼をしていただける企業も一定数あり、当社としては、震災の影響はほぼ、受けずに済んだ訳です。
九年前の3.11からさらにさかのぼって、9.11。
これも衝撃的でした。
これは、世界自体がどうなってしまうのか?
まさにこのように感じた方が多いと思います。
この時はまさに「人事評価制度(人事考課)どころじゃない」という感じでした。
9.11が発生したとき、私は赤坂に居りました。
以前にお世話になっていた審査登録機関で6人×8日の大規模なISO審査が一区切りついたのを機に審査チームで打合せ&会食を行っていたのです。
そんな折に飛び込んできたニュース。
私は、信じられることが出来ずに、姉に電話して、「本当?」と確認したものでした。
いまでしたら、スマホですぐ確認できるのですが、その当時は、インターネットはもちろん普及していましたがインターネットはパソコンから視るものでしたから。
翌日、その審査登録機関があるビルで審査チームで打合せしていたのですが、裏が永田町ですから、国会議事堂です。
首相官邸も近いです。
その関係か、ヘリコプターの発着陸がひっきりなしに行われていました。
その光景から、また、「日本はどうなっちゃうのかなぁ、人事制度・人事評価制度(人事考課)どころでは無いなぁ。どこか地方で農業をすべきなのかなぁ」まで、飛躍したことを考えていました。
このように今まで国や経済を揺るがす非常事態・緊急事態が数年おきに発生していますが、それらを切り抜けてきているのです。
ですから、今回も必ず切る抜けられるでしょう。
逆に過度に騒ぎ立て、経済を停滞させるリスクを認識するべきです。
いま、経済を停滞させることによりそのしっぺ返しが数年後、必ず来ます。
具体的には、増税がその一つです。
緊急支援対策として国は手厚く予算を計上し、使用しますが、国は、打ち出の小づちも、ドラえもんのポケットも持ち合わせていません。
限りあるお金なのです。
今の風潮は、責任が取れない、では、中止にしてしまおうと安易に考えすぎていると思うのです。
このようなことを書くと、反論がものすごくありそうですが、「そこまでやる必要があるのですか?」と思える判断がなされていることもあると思うのです。
この辺のことは、人事評価制度(人事考課)とは、関係ないことかもしれませんが、企業経営と人事評価制度(人事考課)は、非常に濃い関係ですから、他人ごとでは済まされないのです。
最近何ごとも
「責任が取れないから止めておく」
「責任を取りたくないから止めておく」
のような風潮が蔓延していると思うのです。
これが、経済を停滞させる結果に繋がり、その後の大きなしっぺ返しを理解したうえで決断しているのでしょうか?
私はそうは思えません。
人事評価制度の評価項目を考えるときも「責任」というキーワードは非常に重要ですね。