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カンタンすぎる人事評価制度 気ままブログ38回
昨日は、今年最後の「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」を大阪で開催しました。
当日、キャンセルの方が1名ありましたが、それでも満席状態で、ご出席の方には少々窮屈な思いをさせてしまいました。
「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」自体は非常に盛り上がり、盛況のうちに終了しました。
この人事評価制度(人事考課)のセミナーも今年だけで28回開催でき、昨年の9月13日の初回から数えて、昨日のセミナーで33回目でした。
これほど多くの回数、続けられるとは昨年の第1回開催当初は思ってもみませんでしたがこれだけたくさん開催でき、たくさんの方に参加していただくと人事評価制度(人事考課)の需要が高いことが実感できました。
また、人事評価制度で、大変な目に遭っている方・会社の話もたくさん伺うことができ、自社が指導している人事評価制度(人事考課)の改善点を見出すこともできました。
この場をお借りして、ご参加の方々には感謝申し上げます。
さて、昨日、急遽出席をキャンセルされた方がいらっしゃいました。
その方から、本社の方にお電話をいただき、ご質問をされました。
「セミナーの中で他の会社の人とグループで話したりすることがあるのですか?」と。
「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」では、実際に「評価表」を策定していただくワークで、まずは、ご自身で、5分から10分ほどかけて
・自社の存在価値は?
・自社の3年後のあるべき姿は?
などをワークシートにご記入いただき、その内容を、隣の方と5分ほどシェアしていただきます。
そして、実際の「評価表」の策定を一部行います。
昨日、キャンセルされた方はこの隣の方とのシェアに抵抗がおありだったのでしょう。
実は、この気持ち、私自身、非常に理解できるのです。
私もセミナーで隣の方と情報共有することに抵抗があり、私自身、実は協調性が無いので(協調性が有るふりをしていますが・・・)このような当日初めてお会いした方と情報共有することに抵抗があるのです。
また、協調性の高い方でも初めてお会いした方に
・自社の存在価値
・自社の三年後のあるべき姿
を伝えることに抵抗があることも自然な考え方です。
私としては、「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」で実施するワークについては、「情報共有できる範囲で隣の方にお伝えできる範囲で構いません」とは、申し上げているのですが、やはり、抵抗感は否めないのです。
では、なぜ、そのように抵抗のある方が出席される可能性が有るのにこのようなワークを行うのでしょうか。
やはり、すべてのことに根拠があります。
エドガー・テール氏の「記憶のピラミッド」がその根拠です。
この「記憶のピラミッド」では、講義を受けるだけでは記憶に残るのはたった5%なのです。180分のセミナーでも171分は忘れてしまうのです。
これはもったいない話です。
ただ、この「記憶のピラミッド」。
他者と議論することにより記憶に残る割合が50%となっています。
コレ!これなんです。
他者に自社の存在価値や、三年後のあるべき姿を伝えることにより記憶に残り、カンタンすぎる人事評価制度の策定方法も記憶に残りやすくなるのです。
ナポレオン・ヒル博士の「思考は現実化する」にも共通点がありますね。
ですから、敢えてワークタイムでは隣の方と情報共有していただいているのです。
しかし、やはり、当日初めてお会いした方と情報共有することに抵抗がある方の主張も非常に理解できますし、そもそも、当日初めてお会いした方といろいろ話すこと自体に抵抗があることも私自身に置き換えると理解できるのです。
今まで、400名以上に「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」にご参加いただきましたが、このように抵抗があることを仰られた方は過去にもう一名いらっしゃいました。
400名以上のご参加の方の中でわずか2名ではありますが、私自身もその2名寄りの考えだと思いますので今後は、参加要項等にワークタイムが存在し、隣の方とのカンタンなディスカッションがあることを明示したく思います。
まだ、今回のテーマの続きなのですが、「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」へご参加いただく方は、ほとんどが経営層で前向きな方ばかりですからディスカッション自体は和気あいあいと出来ると思いますが、私が今週の土曜日に受講するセミナー・・・。
正直気が重いです。
私は、マネジメントシステムの4規格の主任審査員として審査活動を実施していますが、そのうちの一つの規格であるISO22000(食品安全マネジメントシステム)が改定されたため、その研修を今週の土曜日に丸一日受講します。
その研修に出席される方はほとんどが現役のISO22000の審査員です。
そして、その方たちとのロープレやディスカッションタイムが結構あるのです。
問題はその方たち。
非常に自己主張が強いのです。
いや、自己主張の塊のような方がいらっしゃるのです。
もちろん、全員ではないです。
正直、私は、時間さえ過ぎてしまえばよいのであまり発言せずに、おとなしくしていますが、明らかに間違っていることを堂々と意見を曲げる気配もなく主張される方を視て「こんな人が企業に審査しているのは問題だなぁ」と思ってしまいます。
人事評価制度(人事考課)においてもこのような人材を評価していくのは大変ですが、だからこそ、明確な評価基準が必要なのでしょう。
明確な評価基準を根拠にした評価結果であればナットクせざる得ないですからね。
いや、待てよ。
そんな人材に限って、自己評価が異常に高いからなぁ。
今回は、ここまでにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
カンタンすぎる人事評価制度 開発者
あおいコンサルタント株式会社 山本昌幸