ブログ
BLOG
今日は、来年一月(来月の2020年1月)に私の9冊目の商業出版書籍である「カンタンすぎる人事評価制度関連書籍」の二度目の著者校正を行っていました。
今回初めて、同友館さんという出版社から出版させていただきます。
同友館さんは、中小企業診断士関連の書籍や雑誌を専門に発行されている出版社です。
ですから、人事評価制度(人事考課)の書籍もかなり関係性が強いと思います。
著者校正をしていて思うこと。
これはいつも感じることなのですが、「アレも書けばよかった、これも説明したい!」と次々に書きたいことが溢れてくるのです。
その内容は次作に盛り込まれることになるのですが、著者としては「今書きたい!」のが困ったものです。
2016年の夏から秋にかけて3冊執筆したことがあり、そのときは、頭を逆さに振ってもなーんにも出てこないくらい、絞りだして執筆したことを覚えていますが、それも2,3か月ほど経過すると書きたいことが溢れてくるから不思議なものですね。
私の処女作である第一冊目の商業出版書籍は2011年(平成23年)に出版されました。
思い返すと、この時の書籍を思いっきり書かせてもらったことが現在の9冊の商業出版歴となっているように思えます。
2011年(平成23年)に出版されたのは、人事評価制度(人事考課)の書籍ではなく、運送業の交通事故を削減するための書籍である「運輸安全マネジメント構築・運営マニュアル」です。
もちろんマネジメントシステムの書籍です。
「運輸安全マネジメント」とは、国土交通省が交通事故を防止するためにISO9001を参考に策定した仕組みです。
JR西日本福知山線の事故を覚えておられますか?
死亡者数107名の大惨事です。
この事故は、運転士が速度超過違反というヒューマンエラーから端を発した事故です。
その後、国土交通省では、ヒューマンエラーを防ぐためにはどのようにすべきか? と委員会で検討した結果、ISO9001を参考にした仕組みが必要との結論に達し、「運輸安全マネジメント」が策定され、大規模運輸事業者には2006年10月から、それ以外の運輸事業者には2007年4月から実施が義務化されたのです。
その「運輸安全マネジメント」を活用して、事故削減はもちろん、経営改善まで行うためのノウハウ本が拙著であったのです。
出版社である日本法令さんとの初回の打ち合わせでは、A5版で200頁とのことでした。
しかし、150ページ分ほど執筆したとき気付いたいのです。
「書きたいことのまだ半分も書けていない」
あと、50頁ではどうにも収まらないのです。
そこで、日本法令さんに電話確認。
私:あのー、頁を増やしても大丈夫ですか?
日本法令:大丈夫ですよ。増やしていただいても
私:私何頁くらいまで頁数を増やしても良いでしょうか?
日本法令:書けるだけ思いっきり書いてください!
なんと!嬉しいご返事!ありがたいご返事!
この日本法令さんからのご返事に勇気づけられ、バンバン書いていきました。
結果、360頁。
さすがに多すぎるのでは?と思い、恐る恐る日本法令さんに入稿。
結果的には、頁数が削減されることもなく、360頁の書籍が出版されたのです。
おかげさまで第2版が出版されたことは
嬉しい限りです。
現在、新品を入手することはなかなか難しいようですが、私の手元に20冊くらいならありますので入手ご希望の方はご連絡いただければと思います。
発売時に1,800円の書籍が、本日現在、アマゾンで検索すると
中古本の最低価格が、6,979円
新品の価格が、22,159円と
まさに著者もびっくりです。
この本は、国土交通省が発行した「ガイドライン」を解説した部分が多いのですが、その「ガイドライン」は、平成29年に改定されました。
ただ、改訂されたといってもマイナー改定なので現在でも十分に活用できる内容です。
しかも、運輸安全マネジメントの説明に終始せず、ISO主任審査員としての知識や経営コンサルタントとしての知識を詰め込みましたので非常にお得な一冊となっていると思います。
残念ながら、人事評価制度(人事考課)については、触れていませんが、人事評価制度(人事考課)を策定するうえで参考になることがあると思います。
特にPDCAをはじめとしたマネジメントシステムの件とか。
冒頭に書いたように、今日は、9冊目の著作の著者校正をしておりました。
その著者校正自体は、結構手間がかかるのですが、少しうれしい時間もあります。
それは、あとがきを読み返すときです。
最初にあとがきを書くとき、かなり思いを込めて書きますので、それを時間経過後に再度読み返すことは結構楽しいのです。
この9冊目の著作は1月20日出版予定です。
私は今まで出版記念パーティーなどは開催したことはないのですが、今回に限り、今回の出版でお世話になった方々を少人数招待して食事会を行おうと思っています。
本当にいろいろな方のお世話になり、私の現在があります。
「カンタンすぎる人事評価制度」を開発できたのも、磨きをかけられたのも私以外の様々な方の存在があってこそでした。
これからも感謝の気持ちを忘れずにインプットさせていただき、それを基に新たなアウトプットをしていきたいと思います。
今回は、「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」で伝えきれないことはお休みにしました。