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2021.2.16

人事評価制度

0123回:人事評価制度策定は社長じゃなきゃダメ

ここ数回、「カンタンすぎる人事評価制度」の策定は
社長じゃなきゃダメなんです。
について説明しています。

今回も「社長じゃなきゃダメだな」と
「カンタンすぎる人事評価制度」策定の場で
感じた理由のつづきです。

前回、社長じゃなきゃダメな理由の
その1とその2を説明しました。
その1:社長じゃないと発言しない、煮え切らない
その2:保身のために敢えて意見を出さない

カンタンすぎる人事評価制度の策定は
社長じゃなきゃダメな理由  その3:

非協力的である。

この社長以外の
経営層、管理者層が人事評価制度(人事考課)の策定に
非協力的というのは、
社長じゃなきゃダメな理由のその2の
「保身のために敢えて意見を出さない」と
共通していますが、
ここでは敢えて、分けてみました。

人事評価制度(人事考課)の策定は、
面倒くさいのです。
特に一般的な人事評価制度(人事考課)については、
「長い」「高い」「面倒くさい×2」である、
「長い」の策定に非常に時間がかかるということ。
一般的な人事評価制度(人事考課)は、
半年から一年半くらいかかります。

そして、
「面倒くさい:その1」は、策定が非常に面倒くさい。
「面倒くさい:その2」は、運用自体が面倒くさい。

以上の理由により、経営層であっても
どうしても非協力的になってしまう。
もちろん、表立っては非協力的な態度は出さないようにしますし、
社長に対しても協力的な態度を装いますが、
本音は、面倒くさいので非協力的なのです。

さらに社長以外の経営層や管理者層が
非協力的な理由が、
一般的な人事評価制度(人事考課)の問題点にあります。

その問題点とは、
評価する側に罪悪感があることです。

一般的な人事評価制度(人事考課)は、
評価基準があいまいなため、
評価者が異なると、評価結果も異なってしまうのです。

例えば、被評価者(評価される側)の
佐藤さんを
上司の山田さんが評価した場合と
別の上司の田中さんが評価した場合では、
評価結果が異なってしまうのです。

そのようなことを避けたいがために
・皆、普通の評価にしてしまう(SABCDの「B」にする)
・順番でSを付ける
・皆、良い評価にする(SABCDの「S」にする)

このような例は、
「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」に
ご出席いただいた、既に人事評価制度導入済み企業の
方から直接聞き取りした内容です。

これでは、客観的・公平な評価とは言えません。

また、上司といえども部下からは
悪く思われたくないので、
当たり障りのない評価に徹するのです。

自分の評価結果で、
部下の処遇や昇給額が決定するとなると
責任重大ですね。
だからこそ、当たり障りのない評価をしてしまう。

このような実態の組織の場合、
評価される側(被評価者)である部下も被害者かもしれませんが
評価する側(評価者)も被害者と言えます。

一般的な人事評価制度(人事考課)は、
以上のような実態であることを
社長以外の経営層も管理者層も理解しているので
「カンタンすぎる人事評価制度」を策定する場においても
非協力的になってしまうのです。

「カンタンすぎる人事評価制度」は、
策定期間も一日ですし、
策定も運用もラクですし、
評価基準が明確なため、小学生でも評価できる
評価基準を策定しますので、
一般的な人事評価制度(人事考課)に持っていた
悪い印象は消えるのですが、
その悪い印象が消える時期は、
ある程度、「カンタンすぎる人事評価制度」が
完成してから理解されるので、
どうしても、最初は非協力的になってしまうのです。

私も社長も、
「カンタンすぎる人事評価制度」を策定する前に
「カンタンすぎる人事評価制度」の特徴を十分説明し
一般的な人事評価制度(人事考課)とは違うことを
よくよく説明はするのですが、
なかなか理解していただけないのです。

それは、確かにそうかもしれませんね。
実物を見ていないのですから。
もちろん、他社さんの策定事例として
「カンタンすぎる人事評価表」を見本として
お見せするのですが、
やはり、自分の会社の内容ではないので
ピンとこないようです。

「カンタンすぎる人事評価制度」は、
評価者を苦しめる人事評価制度ではないですし、
評価される側にとっても有難い制度なのです。
ぜひ、そのことを理解していただきたい。

ですから、
「カンタンすぎる人事評価制度」の策定に
ぜひ、協力していただきたいのです。

「カンタンすぎる人事評価制度」は、
20名ほどの企業であれば
社長一人でも策定することは可能です。

ただ、20名を超える組織の場合や、
20名以下の組織でも
社長が業務内容を完全に理解していない場合は、
各部署の責任者(管理者層)にも
一緒に策定していただくことになりますので、
ぜひ、「カンタンすぎる人事評価制度」の目的を理解され
協力してください。

また、社長以外にも
専務等の役員にも社長と同じベクトルの考えで
策定に参加していただきたい。

もう一つ付け加えさせてください。

社長が頭を散々に使い、
頭にものすごく汗をかき、
自社のこと、従業員のことを考えに考え抜き
「カンタンすぎる人事評価表」を策定していく
プロセスをぜひ、
見学させてあげてください。

この見学は、
何よりもの管理者教育、社員教育となります。
最高の教育になります!

今日はここまでにしておきましょう

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