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0106回:人手不足4つのパターンお浚い

今回も「カンタンすぎる人事評価制度」や人事評価制度(人事考課)についてではなく人手不足対策についてです。

人手不足は次の4パターンがあることをさんざん説明してきました。

~ 人手不足の四つのパターン ~
「1 求人難型」
「2 採用不完全型」
「3 従業員退職型」
「4 人材伸びない型」

そのうち、非常に重要な「3 従業員退職型」「4 人材伸びない型」のうち、「4 人材伸びない型」を克服するために必要な五つの仕組みとして
1 カンタンすぎる人事評価制度
2 能力開発制度
3 日常業務に徹底的に活かせる「就業規則」
4 顧客要求を理解させる仕組み
5 従業員にやり遂げさせることができる仕組み
があることも説明済みですね。

では、今回は5 従業員にやり遂げさせることができる仕組みについてです。

そこでです!

「またダマされるバカ社長」

について説明します。

この、またダマされるバカ社長については以前も少し触れましたが今回はさらに詳しく踏み込んでいきます。

「んっ?従業員にやり遂げさせる仕組みや、人手不足対策、人事評価制度と 関連性があるのですか?」と言われそうですが、十分にあることをお伝えしておきますね。

まず、最初に、「またダマされるバカ社長」とは、私が社長をバカにしているのではないことをお伝えしておきます。

社長こそ愛すべき人材はそうはいないのです。
しかも、可哀そうです。
なぜ、可哀そうか? ですって?
そりゃ、浅はかな従業員の愚痴や悪口のターゲットになるのは殆どが社長だからです。

ですから、そのような浅はかな従業員の愚痴や悪口にいちいち目くじらや腹を立ててはいけません。
愚痴や悪口をいう従業員も本当にそんなこと思っている場合は少ないのですから。

ただ、社長が少々可哀そうになることもあります。

突然ですが、働き方改革で蚊帳の外のヒトは誰でしょうか?

答え:それは社長です。

いくら働き方改革で労働時間が削減されようとも社長の労働時間は増える一方ではないですか?
確かにロクに働かない社長の存在も認識していますがそのような社長は少数派であり、そのような社長は人事評価制度(人事考課)導入などは決して思い立ちません。

特に可哀そうな例として、零細企業の場合、従業員に残業させられない代わりに社長自身がその業務を肩代わりしている企業も散見されます。

話を戻しましょう。

なぜ、社長は愛すべき人材なのでしょうか?

それは、社長はヒトに期待することが大好きだからです。
「ヒト」に限らず、仕組みやモノにも期待するのが大好きなのです。
でも、殆ど裏切られます。

・従業員に期待して裏切られて
・他社とのコラボに期待して裏切られて
・新規設備に期待して裏切られて
・業績アップに期待して裏切られて
・コンサルタントに期待して裏切られて
・管理職や役員に期待して裏切られて
などなど

裏切る側は、何もダマそうとして裏切っているのではありません。
結果的にダマしたことになり、裏切ったことになってしまうのです。

ここでは、一番裏切られる可能性の高い従業員について説明します。

従業員に裏切られるとは、どの様なことなのでしょうか?
一番多いのは、従業員から「私はここまでやりますから○○してください」と社長に伝えてきます。

「○○してください」の具体的内容として
・給与を上げてください
・役職に就けてください
・○○をください
などなど。

でも、提案してきた従業員は、「ここまでやりますから」と伝えておいて、出来ません。達成できないのです。
結果、社長をダマしたことになります。
これは、誰が悪いのでしょうか?

もちろん、悪いのは社長あなたです。

もう一度。

悪いのは社長です。

なぜ、従業員ではなく、社長が悪いのでしょうか?
それは、「私はここまでやりますから○○してください」と従業員から社長に伝えた場合、社長の対応が悪いのです。

社長のどのような対応が悪いのでしょうか?

それは、先に○○を与えてしまうからです。

先に、果実を与えてしまうことによりその従業員の潜在意識としてやる気が低くなるのです。

では、正しい、社長の対応はどうすべきなのか?

従業員から「私はここまでやりますから○○してください」と伝えられたら、決して、先に○○を与えないでください。

社長は「では、達成すべきことが実現出来たら○○を与えますね」と言うのです。

実現後の後払いなのです。

そして、その従業員が達成できるための仕組みを与えてあげてください。
これは、必ずしも社長が与えなくても、当該従業員から、達成に向けての実施計画を提出させればよいのです。

ですから、正確には、
「では、達成すべきことが実現出来たら○○を与えますね。
ところで、達成するために具体的にいつ、どのようなことを 行っていくのかの実施計画を提出してくださいね」と、伝えてください。

そうです!
「有言実行」させるのです。

ビジネスは、「有言実行」であるべきなのです。

人事評価制度(人事考課)においてお有言実行の評価項目は非常に重要です。

今日はここまでにしておきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

【参考情報】人事評価制度とは?

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