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前回からは、人事評価制度については、ひとまず、お休みし「カンタンすぎる人事評価制度」にも無関係でない、「人手不足対策」について説明しました。
今回もその続きで、人手不足の4つのパターンの原因について説明しますね。
その前に、4つのパターンのおさらいです。
その4つの人手不足対策のパターンとは、
パターン1:求人難型
パターン2:採用不完全型
パターン3:従業員退職型
パターン4:人材伸びない型
でしたね。
では、「パターン1:求人難型」。
これは、求人募集に対して応募が無いことです。
では、なぜ応募が無いのでしょうか?
そこで考えるべきは求職者の行動パターンです。
求職者の行動パターンは、ざっと次のような感じでしょうか。
1 求職者が求人広告を発見
2 スマホで求人を行っている企業のHPを確認
3 もし、その企業のHPがなければ、それでオシマイ
その企業のHPをヤフー・グーグルで検索して、PPC広告を除き 一番上に出てこなければ、そこでの離脱者がかなり多いことを認識しておく
ですから、ホームページが未作成の場合は、まず、応募が無いと判断して間違いないでしょう。
ホームページがある場合、一般的にはグーグルやヤフーで会社名を入力して検索しますが、会社名で検索しても、求職者の行動としてはPPC広告(有料広告)を除いて、一番上に表示されなければ、その会社のことは永遠に忘れ去られるでしょう。
グーグルやヤフーであなたの会社のホームページにたどり着くことが出来て、初めてスタートラインですね。
また、たどり着けてもあなたの会社のホームページは、レシポンシブウェブデザイン(スマホ対応)になっていますか?
仮に、スマホ対応になっていない場合、そこでの離脱が考えられます。
求職者は、あなたの会社のホームページを悦さんする手段として70%以上がスマホだからです。
当社のサイトのように、60%以上がパソコンでの閲覧というのは少数派なのです。
次に、ホームページの中身です。
まぁ、ホームページ内容は小手先の対策とも言えますが、内容を充実させるに越したことはないので説明します。
では、まず、ダメなホームページに内容についてです。
このホームページは、求人募集を十分に意識した内容ではありますがはっきり言って、空回りというか、方向性が違うのです。
では、ダメな内容を視てみましょう。
1 顧客自己満足的なHP
2 「当社のココがスゴイ!」と、これでもか!と列挙されているHP
3 先輩社員が伝えすぎる「仕事ヤリガイ」が記載されているHP
4 社長の顔が見えないHP(確かに顔出ししない方が良い場合もあるが・・)
5 本業以外によくわからない業務、胡散臭い業種が掲載されている
6 胡散臭そうな人物の掲載
「1,2,3,5」には猜疑心が生まれる
ホームページの中には、非常に自己満足が強い傾向のサイトがあります。
また、以前もお伝えしましたが、「顧客自己満足」的な内容も。
このような内容は、求職者にとっては非常に不快なようです。
「当社のココがすごい」の列挙も、自己満足的な内容ですね。
「当社のココがすごい」という内容にするのであれば、その根拠を明確にすべきです。
「先輩社員が伝えすぎる仕事へのやりがい」についても求職者からすると「ホントかな?」と思えますのでここでも、根拠が必要です。
蛇足ですが、公平で人材育成に繋がる人事評価制度(人事考課)の存在も根拠を明確にしてPRすべきです。
「社長の顔がみえないHP」というのは、二つの意味があります。
一つ目は、社長がどのような方なのか、どのような考え方をしているのかわからないということ。
二つ目は、社長の写真が未掲載ということです。
「一つ目」については、「カンタンすぎる人事評価制度」に入れ込む「社長の想い」をホームページに記載すべきです。
「本業以外によくわからない業務、胡散臭い業種が掲載されている」については、本業が製造業であるにもかかわらず会社の業務内容として「飲食店の経営」と記載されていると求職者にとっては、「アレ?」と思われますし、製造現場で働きたくて入社するのに、飲食店に配置転換をされないだろうか と心配になります。
誤解のないように追記しますが、飲食店が悪いということではなく本業と全く方向性のない業種を記載することはマイナスに働くということです。
また、正直、胡散臭いような業種の記載があれば問題でしょう。
今回も人事評価制度(人事考課)の内容で張りませんでしたが、「人材」に関する内容でした。
次回も今回の続きで、では、どのようなホームページの内容にすべきなのかについて説明しますね。