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前回は、「女性の活躍を人事評価制度(人事考課)で後押しする」について説明しました。
今回は、「働く女性をバックアップする人事評価制度(人事考課)」について考えてみましょう。
以前も書いたと思いますが、私が経営する組織では10名弱の人材を雇用しているのですが私以外はすべて女性なのです。
この話を建設業のオーナー社長さんに話すと「羨ましい!」と仰っていただくことが半分くらいあるのですが、決して、うらやましがられることではないのです。
最初に人材を雇用したのは独立後3か月後くらいで、その当時は女性限定の募集でした。
しかし、時間経過とともに女性限定ではなくなり、法令等の改正もあり、性別を限定して募集すること自体が一部の職種を除いて違法となりました。
以上のことからも決して、女性だけを雇用していくつもりはなかったのですが、実際に女性も男性も雇用してみると女性の方が優秀であり、打たれ強いのです。
当社では、今まで、50名ほど雇用してきましたが、雇用した男性は勝敗でいうと完全に大幅に負け越しです。
対して、女性はもちろん勝ち越しています。
このような実績があると、なるべく女性を雇うべきとの考えが定着してしまいます。
もちろん、女性の場合、出産、子育て、夫の転勤等、働くことが中断される理由が男性よりは多いと思います。
もちろん、子育ては母親だけが行うのではなく父親も平等に行うべきですが、あくまで現状を基にお話ししています。
以上のことは、男性よりも女性の方が働くことに不利な状況と言えるのではないでしょうか。
しかし、そのような状況であっても当社では女性の方が活躍しているのです。
しかも、子育て中の女性は非常に生産性が高いことにも気づきました。
子育て中の女性は勤務時間が限られていたり、残業が出来ない分、なにがなんでも時間内でやり遂げるという意気込みがあります。
もちろん、例外は何事にもつきものですが、当社の女性従業員は責任を持ち業務処理にあたっています。
前振りが長くなりましたが、このように活躍している女性を人事評価制度でバックアップできないのか?
若しくは、人事評価制度で活躍する女性を育成出来ないのか?と、言うことです。
次回では、「働く女性をバックアップする人事評価制度(人事考課)」について考えてみたいと思います。
余談ですが、今まで商業出版された拙著の中で、「短時間で成果を上げる 働きながら族 に学べ!」(労働調査会発行)があります。
「働きながら族」とは、
・働ながら子育てしている方
・働きながら勉強している方
・自身の病気や障害を抱えながら働いている方
・要介護者を抱えながら働いている方
など、働くことに何らかの障害がある方の総称です。
「働きながら族」は、ムダなおしゃべり、ムダな喫煙、ムダなスマホいじりムダに長いトイレ、業務とは無関係なムダなネット閲覧とは、無関係の業務生産性の高い人材です。
企業は、「働きながら族」を積極的に活用すべきです。
そして、「働きながら俗」が活き活きと働き、能力を発揮できる人事評価制度(人事考課)を策定・運用すべきなのです。