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前回は、「仕事ができる人はレスポンスが早い」について説明しました。
今回は、「人事評価制度(人事考課)は作ってオシマイ?」について説明します。
私自身、企業の人事制度構築指導に関わって25年以上経ちましたが、関わってきた企業の中で非常に残念な企業がいくつかあります。
そのいくつかの残念な企業は私が人事制度を構築指導したわけではないのですが、縁あって人事評価制度(人事考課)の相談を受けたり、他の相談でお邪魔したり、人事制度以外の指導をさせていただいた企業です。
また、一番多いのは1200回を超えるマネジメントシステム審査でお邪魔した企業です。
それら残念な企業は人事評価制度(人事考課)の完成はしたのですが運用できていないのです。
そうですね。!使っていないのです。
一般的な人事評価制度(人事考課)は、なぜ、運用できない、使えないのでしょうか?
まぁ、一番の理由は一般の人事評価制度(人事考課)は仕組みが複雑すぎて使いにくいのです。
そもそも、人事評価制度(人事考課)を使うため(運用するため)の手順書やマニュアルが存在することがおかしいのです。
「賃金規定」や「昇格規定・昇級規定」が存在することは理にかなっていますが、人事評価制度(人事考課)を使うために手順書やマニュアルが必要ということ、要するに、「人事評価制度(人事考課)使用マニュアル」が無いと運用できないこと自体がおかしいですよね。
最近の家電やパソコンソフトは10年前のモノより高機能化・複雑化していますが、分厚いマニュアルは廃止され、感覚的に使えるように進化していますよね。
それと同じです。
人事評価制度(人事考課)を活用するためにマニュアルや手順書が必要ということ自体がどうなのでしょうか?
次の疑問点が評価者訓練です。
私が開発した「カンタンすぎる人事評価制度」でも企業が希望すれば、評価者訓練を実施しますが、開発者の私から言わせていただけば、「カンタンすぎる人事評価制度」を活用するために
評価者訓練は不要なのです。
「カンタンすぎる人事評価制度」は、評価項目と評価基準が非常に明確であるためデータや実態さえ把握できれば小学生でも評価できるのです。
一般的な人事評価制度(人事考課)は、なぜ、評価者訓練を実施するのでしょうか?
それは、評価のエラーを防ぐためです。
・中心化傾向
・寛大化傾向
・厳格化傾向
・期末傾向
・持ち回り傾向 などなど
「カンタンすぎる人事評価制度」は、これらのエラーが発生しようがないのです。
あなたの会社は、運用・活用するために非常に苦労する人事評価制度(人事考課)でよいのでしょうか?
そんな人事評価制度(人事考課)は、導入すべきではないですし、導入している企業は早く縁を切ってくださいね。
そうそう、人事評価制度(人事考課)の運用が大変なのでそれをラクにするためにITの力を借りることは否定しません。
ただ、毎月・毎年、膨大なランニングコストが固定費化してしまうことをお忘れなく。