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今回は、前回のブログで延期した「できる」と「できた」の違いを説明しましょう。
あなたは、
・できる
・できた
の違いは理解していますか?
営業担当者であれば
・売れる
・売れた
の違いです。
「できる」「売れる」は、適切な計画の下にできる・売れるのです。(適切な計画の下にできた・売れた)
PDCAで言えば、できる・売れるためのP(Plan:計画)を立て、その計画を実施し(D:Do:実行)するのです。
だからこそ、「できる」「売れる」は、適切な計画の下に実現できたということになります。
それに対して「できた」「売れた」は、その根拠がたまたまなのです(偶然)。
もちろん、「できた」り、「売れた」りの理由というか要因は存在しますが、それは、後付けであり、最初から、「できる」「売れる」ためにその要因を実行した訳ではないのです。
ですから、「従業員の能力が身についた」というのは、結果論であり、たまたまなのです。
対して、「従業員の能力を身につける」とは、従業員の能力の現状を把握し、身につけるべき能力のハードルを設定し、その設定した能力ハードルと現状の能力の「差」を埋めるための教育訓練計画を立案し、実施した結果、従業員の能力が身につくのです。
結果良ければすべてヨシ では、あまりにもお粗末といえます。
組織としては、何事も適切な計画の下に実施しなくてはなりません。
「できる」は「できた」と違い、再現性があるのです。
とても重要なことなので、もう一度書きます。
「できる」は、再現性がある。
適切な計画の下に、実施した結果、「できる」のであれば、同様のやり方や仕組みを計画・実行することにより同様の成果が得られるのです。
あなたの会社も「できた」ではなく、「できる」を目指してください。
人事評価制度も目的を達成するために「できる」制度である必要があります。