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前回は、「カンタンすぎる人事評価制度」を説明するために既存の一般的な人事評価制度と「カンタンすぎる人事評価制度」との違いの中で従業員の満足度についてお話ししました。
今回は、「カンタンすぎる人事評価制度」の悪い点です。
「カンタンすぎる人事評価制度」は、もちろん万能ではありません。至らないところもあるのです。そこを説明していきましょう。
最初に説明する悪いところとして、社長自らが創らなくてはならないことです。
タッタ一日ですが社長にとって、脳みそを使いまくる一日ですから、しびれるくらい疲れます。ただ、作り終えたときは爽快ですが。
次の悪い点として、社員を追いつめてしまう制度だからです。
「カンタンすぎる人事評価制度」は、予め
・評価内容
・評価基準
を明確にしておくのですから、社員から視ると言い訳が出来ないのです。
ですから、ついて来られない社員の退職が予想されます。
この「ついて来られない社員の退職」を
・人手不足のときにさぁ大変!
と取るのか?
・大掃除が出来てヨカッタ
と取るのかは、
組織によって異なりますが、長い目で視れば良かったのではないでしょうか。
「カンタンすぎる人事評価制度」ではなく、一般の人事評価制度に対する従業員の不満は、
1 評価基準が不明確
2 評価のばらつき
3 評価結果の説明・フィードバックが無い
がベスト3(ワースト3?)ですが、
「カンタンすぎる人事評価制度」の場合、
1 評価基準が明確すぎる
2 満足いく仕事ができない自分への辛辣な評価
という、不満が従業員さんに持たれるかもしれません。
しかし、このような不満を持つ従業員さんには、お引き取り頂いた方が長い目で見れば組織のためになると思います。
次の悪い点として、ズバリ、アナログな仕組みです。
「カンタンすぎる人事評価制度」は、AIもITも関係ありません。
この時代にずいぶんアナログな仕組みですがその分、使いやすいですし、AI・ITを使用するための費用も発生しないのです。
ただ、「カンタンすぎる人事評価制度」の内容を今流行のクラウドの人事制度システムに搭載することは可能です。
搭載先のシステムにもよりますが、おおむね問題ないと聞いております。
それと、もう一つ。
一般的な人事評価制度に慣れきった企業が「カンタンすぎる人事評価制度」に切り替えた場合、切り替え当初は「ずいぶん、おおざっぱな内容だなぁ」と感じるようです。
確かに、「カンタンすぎる人事評価制度」の導入当初は敢えて、おおざっぱな仕組みにしてあります。
この「おおざっぱ」が運用し易ければそのままにしておいて、もう少し、ち密にすべきであれば、どの様にでも緻密に出来るのが「カンタンすぎる人事評価制度」なのです。
そう!カスタマイズ可能なのです。
ただ、あまり、そのカスタマイズ性を前面に出してしまうと「カンタンすぎる」の「すぎる」のイメージがなくなる可能性があるので差し控えています。
今回はここまでにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回は、一般的な人事評価制度の「長い」「高い」「面倒くさい×2」にたいする「カンタンすぎる人事評価制度」の挑戦について触れていきましょう。