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人事評価制度を指導するのは大嫌い!
セミナーご出席の方にはお話ししたと思いますが、
私は
「何でもコンサル」
ではありません。
通常、コンサルタントは仕事の依頼を断らない方が殆どです。
専門分野や自信が無くても受託します。
それは、それで責任感の裏返しかもしれませんが依頼する側の顧客企業にとっていかがなものでしょうか?
あなたが盲腸の手術が必要になった場合、盲腸の手術にあまり自信のない医者に執刀を依頼できますか?
私は、すごく自信のあるコンサル分野だけを受託し、そこそこの自信やあまり自信の持てないコンサルはきっぱりとお断りします。
なぜなら、すごく自信のある分野だけのコンサル依頼がたくさんあるからです。
そんな私が自信あるコンサル分野は、
・すべての企業にカスタマイズした人事制度構築
・本質的な労働時間・残業時間削減
・主任審査員としてのISO等のマネジメントシステム構築
・根本的な人手不足脱却指導
・交通事故発生を半分以下にさせる指導
などです。
これらの分野はすべて商業出版書籍として文書化しております。
で、これら自信のあるコンサル分野の中で人事制度構築が一番キライなのです。
そう、大嫌いです。
なぜ、人事制度構築が嫌いなのか?
これを話すと「なーるほど」と納得していただけると思います。
なぜ、コンサルとして人事制度構築は大嫌いなのか?
理由は二つあります。
一つ目は、
・初回のプロジェクト実施時のメンバーの冷たい視線
通常、社長から
「今度、コンサルに依頼して人事制度を構築することになった」
と、全従業員に伝えられ、
そして、
人事制度構築の初回プロジェクト開催となります。
その際、参加しているプロジェクトメンバーの殆どはコンサルである私とは初対面。
そのときのプロジェクトメンバーの心の呟きは・・・
・「こいつ、何しに来たんだ」
・「今まで通りで良いのに」
・「また、社長の気まぐれで変なプロジェクトが始まった」
・「僕たち・私たちを裁く制度を作りに来たんだ」
・「どうせ、作っても運用できないのに」
などなど。
おかげさまで、私の指導内容からこのような視線は、プロジェクトの初回で消えるのですが、場数を踏んだとは言え、このような冷たい視線にはなかなか慣れませんね。
人事評価制度が大嫌いな二つ目の理由として
・コンサル指導後
・構築後の満足度が低い
と言うことです。
まず、通常の人事評価制度を1年ほどかけて構築して、果たして、社員の満足度はどれくらいかと言いますと、約70%です。
この数値は自社調べですが、他社さんに於いてもほぼ同じか、もう少し低いようです。
これは、ある意味仕方がないのかもしれません。
なぜなら、全ての従業員が満足できる評価制度などそもそも存在しないからです。
あちらを立てれば、こちらが立たずということです。
そして、私が指導した人事制度を運用していただいた結果の満足度も同様の約70%の様です。(当社調べ)
ただ、一般的に人事評価制度導入企業において、従業員の60%以上は不満を持っているのです。(日経BPコンサルティング調べ:2018年2月)
満足している従業員は四割以下なのです。
なぜ、既存の人事評価制度に対して六割以上の従業員が不満なのか?
このことを次回のブログで明らかにしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。