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149回:桜咲く新年度

今日にも緊急事態宣言が出されその効力が4月8日(水)から発生するとされています。
今日のブログでは、緊急事態宣言や新型コロナウイルスの話題を一切出さないで桜咲く、平和な新年度という設定でブログを書いていきますね。

「新年」や「新年度」というフレーズ・文言は、人の気持ちを新たにさせますね。

「新年」というと、個人的に新たなスタートであり、昨年までのことのリセット感がありますね。

「新年度」というと企業として新たなスタート感があります。
昨年度までの3月31日までのことはリセットして。

新年度から始まることとして
・新卒社員の採用
・新プロジェクトのスタート・運用
・新しい上司や部下・同僚
などなど。

でも、このブログでは新しい「人事評価制度」の運用といきたいところです。

「新年度」は、組織(企業)にとって新年度ですから、その組織(企業)を動かすのはヒトですね。

そのヒトの処遇に非常に重要な関連性のある人事評価制度(人事考課)の出番となるのです。

何も人事評価制度(人事考課)は、新年度から開始しなくて良いのですが、やはり新スタート感ということで新年度から新人事制度・人事評価制度を運用される方も多いのでしょう。

この気持ちを新たにする桜咲く、新年度。

ぜひお願いしたいことは、今年度にやるべきことを一通り洗い出してみてください。

人事評価制度(人事考課)を策定していく中で、私は、「やるべきこと一覧表」を作成しています。

これは、人事評価制度において、評価項目と評価基準を策定していくときに必要な仕組みなどを一覧表にして明確にする作業です。

これと同じように、年度初めの4月に社長であれば
・今年度、社長としてやるべきこと
・今年度、会社としてやるべきこと
を洗い出していただきたいのです。

また、もう一歩進んで、
・今年度、役員にしてもらうこと
・今年度、社員にしてもらうこと
なども洗い出されると良いでしょう。

自分以外の役員や社員にしてもらうことは洗い出さなくても良いのですが、自分自身が社長としてやるべきことや会社としてやるべきことを洗い出す際に役員や社員にお願いすべきことが必然的に出てきますのでそれを文書化しておいてもいいですね。

この年度初めに人事評価制度策定と同様に「やるべきこと一覧表」を策定したら、そのやるべきことについて
・いつまでにやるのか?
・どのようにやるのか?
も明確にされると良いでしょう。

これもPDCAですね。

ここまでは、あくまで「P:Plan:計画」ですが、この計画があるのとないのとでは実現に大きな差が出ます。

製造業で言うところの「段取り八部」です。
「段取り=計画」ですから、計画が優れていれば、80%成功したようなものなのです。

「人事評価制度の策定」とは、PDCAでいうと、「これからこの人事評価制度(人事考課)を運用しましょう」という「P:Plan:計画」なので、ということは、策定された「人事評価制度」が、その組織の為だけに策定された適切なものであれば、人事評価制度(人事考課)が80%成功したようなものなのです。

以上、桜咲く、新年度に「やるべきこと一覧表」の作成をお勧めしましたが、他にもお勧めしたいことがあります。

それは、部下である人材に今年一年
・やり遂げること
・今までの自分と変わること
を明確にしてもらうのです。

要は、自分自身の
・長所
・短所
を意識したうえで、さらに伸ばすところ、改めるところなどを「やるべきこと一覧表」のように洗い出すのです。

この作業のミソは、単に、今年度やるべきことを洗い出すのではなく、まず、「己を知る」ことから始めることです。

あなたの周りにも多くないですか?
余りにも己を知らない人材が。

能力・技量・力量を向上させるためには、まずは、「己を知る」という適切な現状把握が必要なのです。

これは、このような個人の活動だけではなく、組織としての活動も同じでしょう。

まずは、「現状の自社の立ち位置を知る」ことから始めるのです。

これが出来ないと改善も、修正も、是正も中途半端になってしまいます。

また、人事制度を運用するうえでも各人材が「己を知る」という行為は非常に重要ですね。

桜咲く、新年度。

今年度を有意義な年度にするために出来ること・やるべきことはたくさんあります。
ぜひ、前向きにいろいろ考えて、行動してみてください。

現状を嘆いているばかりではなく、新しいモノ・コトを獲得するためにぜひ、行動に移してください。

【参考情報】人事評価制度とは?

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