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117回:新型コロナウイルスの影響で時間が出来た場合

今日は、2020年3月6日の金曜日。

今のところ人事評価制度(人事考課)を始め私の組織では、新型コロナウイルスの影響はほとんどありません。

ただ、周りを見回すと、講師業を生業としている方は、セミナー・研修が中止になった結果、収入が激減した方もいらっしゃいます。

そんな中でも、私の尊敬する先輩は、セミナー・研修の講師、コンサル稼働日が激減したにも拘らず、丁度よい機会捉えて、次のアウトプットのために活動している方もいらっしゃいます。

昨日、その尊敬する先輩とメールでのやり取りをしていたのですが、その方にとって、今回のセミナーやコンサルの中止は、神様がくれたプレゼントとして空いた時間を活用されているようです。

その方の次の著作が楽しみです。

このように外部的要因により自分の仕事が削減された場合でも常に慌てない考え方・思考回路、財務的な確保をしておくべきですね。

私は、バブルがはじけたころに起業しましたので、バブルがはじけた影響はなく、阪神・淡路大震災のときも影響なく、リーマンショックのときも影響なく、東日本大震災のときも影響がありませんでした。

本当にありがたいことです。

今回の新型コロナウイルスの流行についても現時点では、影響はほとんど出ていません。

現状では、人事制度・人事評価制度(人事考課)のコンサルティングも中止になっておりませんし、マネジメントシステム審査も中止になっておりません。

ただ、社会保険労務士事務所を主宰しておりますので、今回の助成金については逆に忙しくなると思われます。

この助成金について、一つ心配なことがあります。

それは、不正受給です。

国が良い決定をする場合(した場合)、必ず、それを悪用する輩が居ます。

人事評価制度(人事考課)を入れようという企業は、そのような悪用とは無縁でいていただきたいのですが。

高度プロフェッショナル制度にしても本来は良い制度なのです。

ですが、連合(労働組合)は、「残業代ゼロ法案」などと反対していました。
これは、何も高度プロフェッショナル制度自体を反対しているのではなく、この制度を悪用する企業・組織が存在する可能性から反対せざる得ないと思うのです。

今回、お子さんのために仕事を休みその分の賃金が支給されなかった場合の助成金についても悪用する企業・組織、人材がゼロとは言い切れません。

で、社会保険労務士が、結果的に加担してしまう。

私は、企業・組織は助成金、補助金を活用すべきと思いますが、不正を行う企業・組織のために助成金や補助金に否定的にならざる得ない。

様々なことを悪用するヒト・組織はどこにでも存在するものであり、仕方ないのかもしれません。

人事評価制度(人事考課)についても悪用する人材はいると思います。
“悪用”というと聞こえが悪いですが、人事評価制度(人事考課)を逆手に取り利用する人材もいるのです。

「カンタンすぎる人事評価制度」では、評価項目は9項目ですからこの9項目だけについて努力する人材が居るのです。

これは悪いことではないのですが、9項目以外について評価しきれないことがあります。

私は常々、「社長の鉛筆なめなめ評価を否定はしません」とお伝えしてきましたが、その根拠があるのです。

人事評価制度の評価項目で拾いきれない人材の努力や業務姿勢を社長の「鉛筆なめなめ評価」で救うことができると思うのです。

客観的な明確な評価基準を開発し、指導しているコンサルタントが言うべきことではないのかもしれませんが、そのような専門家だからこそ、申しげたいのです。

このような着眼点は、AIやITでは不可能なのです。
また、小回りの利く中小・零細企業だからこそ実施できる人事管理であり、人事評価なのです。

このブログを書いている現在は、16時45分です。
新幹線の中で書いています。

やはり、新幹線がすいているようです。

ここ最近、新幹線に5回ほど乗車していますが隣の席は常に空席です。

この前は、車両に3名しか乗車していませんでした。

これが、新型コロナウイルスの影響なのでしょうか。

企業によっては、出張をなるべく控えている企業も多いと聴きます。
出張せずに済むのであれば、それは良いことだと思いますし、経費も削減できます。

これも丁度よい機会かもしれません。
これを機会に、ムダな出張を各企業で削減することができると新型コロナウイルスから得られることもあったと思えますね。(能天気でしょうか)

でも、どんなに大変と思えること、マイナスな出来事も後から考えるとプラスになることもありますので前向きにとらえていきたいと思います。

【参考情報】人事評価制度とは?

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