今日から3月ですね。

今日は日曜日ですが、「カンタンすぎる人事評価制度」のコンサルです。

組織によっては、日曜日にしか丸一日空けられない組織がありますのでそのような組織へのコンサルとなります。

当社は、土日が休みですのでその組織の代表としては、土日のコンサル日設定はありがたいのです。

なぜなら、土日は事務所が稼働していないので緊急的な出来事や電話もメールもないので非常に気がラクなのです。

まぁ、私宛の電話はほぼありませんから（ほとんどがメール）、電話は気にしないのですが、やはり事務所が稼働しているといろいろ心配事もあるのが事実です。

当社の場合、スタッフ全員が責任をもって業務遂行しているので私を緊急的に必要とする場面は少ないのですが、それでも気になるのです。

人事評価制度（人事考課）の評価項目においてもこの「責任をもって業務完遂できる」というのは、経営者や管理者であれば、ぜひ、入れ込みたい項目でしょう。

この場合、“業務完遂”の“業務”とはどのような業務なのか？“完遂”とはどこまでなのか？を人事評価制度において定義を明確にする必要があるでしょう。

一般的な既存の人事評価制度の場合、同様のフレーズによる評価項目を設定する場合がありますが、“業務”、“完遂”の定義を明確にしないのです。

そのため、評価基準も非常に不明確なため、人事評価制度（人事考課）の評価項目としては良い項目であるにも拘わらず、意味のない評価項目になってしまうのです。

人事評価制度上で非常にもったいない話です。

人事評価制度（人事考課）の本質を理解していればこのような事態は避けられるのですが、なぜそのようなことになるのか人事制度・人事評価制度の専門家の私としてはとても不思議です。

人事評価制度（人事考課）を策定するうえで非常に重要なことなのですから。

話は変わりまして、今週も忙しい毎日です。

マネジメントシステムの審査が二社で三日間あり、「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」もあります。

この計四日間を人事制度・人事評価制度（人事考課）に焦点を当てて考えるとマネジメントシステム審査の三日間はインプットの場であり、「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」はアウトプットの場なのです。

このようにアウトプットの場がある場合、マネジメントシステム審査は宝の山となるのです。

もし、私が人事評価制度（人事考課）コンサルやセミナーというアウトプットの場が無ければ、マネジメントシステム審査もこなし仕事になってしまうかもしれません。

逆にアウトプットの場がないのであれば、私にとって非常に苦痛な業務であるマネジメントシステム審査業務を続ける意味がありません。

ですから、アウトプット、発表の場が存在するということは非常に幸せなことなのです。

さらに幸せなことは、インプットの場もアウトプットの場も報酬を頂けることです。

報酬をいただきながらインプットの場で学ばせていただき、報酬といただきながらアウトプットができる。

これが非常にありがたい。

今後、仕事を続けていく以上アウトプットの場が存在することを願いたいですね。

もう一つマネジメントシステム審査業務を実施していて人事評価制度コンサルとして非常に有益なことがあります。

かれこれ20年以上、1200回以上のマネジメントシステム審査を実施してきましたが、その業種たるや行ったことのない業種はない　とまでは言いませんが、非常に多くの業種を審査させていただきました。

その結果、その業種特有の事情や文言、仕組み等かなり詳しくなりました。

これが人事制度・人事評価制度（人事考課）を指導させていただくコンサルタントとして非常に大きなアドバンテージとなります。

人事制度・人事評価制度（人事考課）を指導するうえでその業種に詳しくなくても問題ないというような趣旨の意見を言われるコンサルタントの方が存在しますが、詳しくないより、その業種に詳しい方が良いに決まっていることはだれでも容易に想像ができるでしょう。

特に人事評価制度（人事考課）のようにその業種特有の評価項目や評価基準を策定していく場合、その業種の知識がある方が良いに決まっていますね。

まぁ、一般的な既存の人事評価制度（人事考課）の場合、明確な評価基準まで策定しないので、「その業種に詳しくなくても良い」という意見になるのでしょう。

であれば、私もその意見に異論はありません。
ただ、そのような明確な評価基準がない人事評価制度自体は、瑕疵のある人事評価制度だと思いますし、実際に運用する際、問題が生じることが予想されます。

困ったものです。

【参考情報】人事評価制度とは？