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今日は、1月15日。
ハッピーマンデーが始まる前は、成人式でした。
昔は、この成人式が終わらないとビジネスが本格始動しないとのイメージがあり、仕事に打ち込みたい方々は「早く、成人式が過ぎないかなぁ」と思っていたようです。
今日は、人事評価制度(人事考課)ではなく、「働き方改革」についてです。
もちろん、人事評価制度(人事考課)とも関連はありますが。
過去にも声を大にして伝えていますが、「働き方改革」の前提が間違っていませんか? です。
その前提とは、「働くことは辛いこと」
実は、働く人の格差が開いています。
その格差とは、
・働くことが辛い人
・働くことが苦にならない人
人事評価制度(人事考課)でも「働くことが苦にならない人」が良い評価を頂ける傾向でしょう。
このブログをお読みの方は経営者が80%以上ですから、上記、格差についてご納得いただけるでしょうが、一般社員の方がお読みの場合、「えっ? 働くことが苦にならない人っているのですか?」と、突っ込まれそうですが、「居るのです!」
「働くことが苦にならない人」は当然のように存在します。
「働くことが楽しい人」も当然のように存在します。
ですから、「働き方改革」の大前提である「働くことは辛いこと」は、すべての働く人には当てはまらず、場合によっては、非常に迷惑な場合もあるのです。
このようなことを書くと、「時短を推進しなくてはならない立場の人が何と不謹慎な発言」と言われそうですが、私は、健康を害してまで働くことを肯定しているのではありません。
もちろん、健康第一、安全第一。
これは、人事評価制度(人事考課)の評価項目についても同様ですね。
健康を害してまで働いてはいけませんし、安全を置き去りにして働いてもいけません。
ただ、安全や健康が担保されるのであれば働く権利は、ある程度認められるべきでは?と主張しています。
私が独立した約30年前。
一つ思ったことがあります。
「これで、好きな時間に仕事ができる!」と。
独立直前に勤務していた会社は基本的には土日は事務所があるビル内に立ち入ることが禁止されており、やむを得ず事務所内に立ち入る場合は、1階の防災センター(警備員の詰め所)に立ち寄り警備を解除してもらわなくてはなりません。
それでも朝6時過ぎに出勤している方もいましたし、午前0時くらいまでビルの電気がついていることもありました。
ただ、これは例外ですね。
しかし、独立してしまい、自分の事務所を借りてしまえば一部のビルを除いて出入りは365日24時間可能です。
ですから、私は、午前1時に出勤したこともありましたし、徹夜で朝まで仕事をしたこともあります。
これは、事業主や社長だから労働者ではないので許されるのですね。
でも、事業主も社長も「働く人」には、代わりありません、
同じ働く人でも、雇用されている労働者と事業主・社長とでは、労働時間の上限などで法的な扱いが大きく違います。
なぜでしょうか?「それは、事業主・社長は特別健康な人たちだからです!」なーんて、ことはあり得ませんね。
この違いは、法的な根拠などありますが、それはここでは脇に置いておきましょう。
事業主・社長は、働くことが苦にならないのです。
ですから、この前向きな精神的な捉え方が作用し事業主・社長が長時間働いても健康を害する確率が低いのでは?と思います。
実は、この「働くのが苦にならない人」は、何も事業主・社長だけではないのです。
一般の社員でも存在するのです。
そのような人から「あなたは○時間までしか働くことができません」と、仕事を取り上げても良いのでしょうか?
どうも、今の政策は、「働くのがつらい方」の考えに寄り添い(悪いことではないですが)、一生けん命、訳の分からない、お門違いのワークライフバランスに突き進んでいると燃えます。
本来のワークライフバランスは別のモノなのでは?と思えてしまいます。
働き方改革の先進国と言われているスウェーデン。
スウェーデンの方々。
多くではないですが、いろいろ接した結果、非常に責任感のある働き方でした。
日本では、休日が多いなどのスウェーデンの福利厚生や福祉の面がクローズアップされていますが実は、日本以上に働くことの責任感を感じている方が多いのです。
私たちが人事評価制度(人事考課)の評価項目を策定する場合も
・働くことが苦にならない人
が存在することを理解し、さらに
・働くことの責任
について意識して策定する必要があります。
・仕事に責任感がある人
・周りに気が配れる人
などを「カンタンすぎる人事評価制度」の業務姿勢項目に組織それぞれの具体性を持たせた表現で取り入れていただきたい。
決して、片方の立場にだけ寄り添うようなバカげた人事制度・人事評価制度(人事考課)にならないように心がけてください。
また、真の「弱者」とは、誰なのか?
・数が多い
・声が大きい
が、「弱者」ではありません。
モノゴトの本質を見誤らないでください。
人事制度・人事評価制度には、特に重要なのですから。