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社長じゃなきゃダメなんです!
ナニがダメなんでしょうか?
それは、組織を改善すること、改革することすべてです。
でも、テーマは人事評価制度(人事考課)ですから人事評価制度(人事考課)を策定するのは社長じゃなきゃダメなんです。
私も今まで、多くの人事制度の指導をさせていただきました。
その人事制度や人事評価制度(人事考課)の種類としては
・一般的な人事制度
・プロセス人事制度
・カンタンすぎる人事評価制度
などです。
そのなかで、「一般的な人事制度」「プロセス人事制度」は、プロジェクトチームを編成して、半年から1年半ほどかけて策定していきます。
これはこれで、有益なのですが、
・社長の想い
・経営理念
などを反映し、即戦力となる人事評価制度を策定するには「カンタンすぎる人事評価制度」となるのです。
この「カンタンすぎる人事評価制度」の指導を通じて感じたことが、冒頭の社長じゃなきゃダメなんです。
このことは、「カンタンすぎる人事評価制度」だけではなく、「一般的な人事制度」「プロセス人事制度」も同じなのではないか?
と、思えるのです。
いや、ゼッタイにすべての人事制度・人事評価制度を策定するのは社長じゃなきゃダメなんです。
正確には、オーナー企業や中小企業では人事制度・人事評価制度を策定するのは社長じゃなきゃダメなんです。
上場企業や雇われ社長の場合は除外です。
上場企業の社長や雇われ社長の場合は、所詮「他人ごと」ですから。
いざとなったら、「辞めればよい」のです。
でも、辞めて責任が取れるのか?
ということも肝に銘じてください。
オーナー社長の場合は、自分の会社ですから、放り出して(辞任して)済むことではないのです。
「社長を辞めて(辞任して)スッキリ!」とは、ずいぶん身勝手ですね。
本来であれば、雇われ社長であっても、責任を取るということは、辞任したり、役員報酬を大幅にカットしたうえで事態の収拾にあたるべきなのです。
「アンタ、辞めて済むと思うなよ」なのです。
中小企業やオーナー社長の場合は常に「自分ごと」なのです。
ですから、経営上の一番の悩みを解決するための人事制度・人事評価制度(人事考課)の策定は社長じゃなきゃダメなんです。
ですから、「カンタンすぎる人事評価制度」の策定にはぜひとも、組織のオーナーである社長が出席してください。
組織のオーナーである社長が出席できない場合は、「カンタンすぎる人事評価制度」の策定は諦めた方が良いでしょう。
ただ、例外として、オーナー社長でなくても自社のことを「自分ごと」として考えられる経営層が策定できるのであれば、策定は可能です。
「自社のことを自分ごととして捉えられる経営層」・・・。
なかなか、存在しないですね。
「当社の経営層は、すべて自社のことを自分ごととして捉えています」と、ツッコミを入れられそうですが、果たしてそうでしょうか?
その経営層、自組織の緊急事態発生時、重大事件発生時に逃げませんか?
明らかに逃げないまでも、責任逃れの姿勢を前面に出しませんか?
経営層でも「自分ごと」として自社のことを捉えられないのですから、社員は、「他人ごと」なのです。
しかし、稀ではありますが、社員であっても、自社のことを「自分ごと」として捉えられる人材も存在します。
そのような人材は非常に貴重です。
「カンタンすぎる人事評価制度」では、そのような貴重な人材を育成することが可能なツールでもあるのです。
社長じゃなきゃダメなんです。
このことは、セミナーも同じです。
ですから、「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」は、社長限定のセミナーとなっています。
但し、経営者マインドをお持ちの方の出席は可能です。
けど、経営者マインドを持っている社長以外の人材など、経営層を含めても非常に稀(まれ)だと思います。
ですから、「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」の主催者としての本音は社長だけに出席していただきたい。
セミナーの内容自体、講師である私は、完全に経営者目線で話しますので、経営者以外の方がセミナーに出席されると腹に落ちませんし、反感を持たれることもあるでしょう。
ですから、社長以外の出席は控えていただきたい。
その中で稀ではありますが、経営者目線を持った社員の方が出席されることもあります。
その方は、入社数年の20歳代の方でしたがその後、相談依頼をされ、その中で仰ったことが「せっかく入社したのですから、何かを残したい」とのことでした。
この社員の方が、もともとそのような素養な方なのか、社長や上司の影響を受けてそのような考え方に至ったのか?
もし、後者であれば、本当に素晴らしい、上司・社長ということになります。
まぁ、でも、このような素晴らしい社員の方は稀だと思いますので、社長じゃなきゃダメなんです。
次回は、カンタンすぎる人事評価制度策定の場面で遭遇した社長じゃなきゃダメだった具体事例を説明しましょう。