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前回まで、個人目標について説明しました。
個人目標が完成したことで「カンタンすぎる人事評価表」が完成したことになります。
今回は、「人事制度」と「人事評価制度」 についてです。
従業員数30名までの組織であればこの「カンタンすぎる人事評価表」だけで人事評価制度が運用できます。
では、30名以上の組織では人事評価制度だけでよいのでしょうか?
もちろん、従業員数で一概に図れないので10名の組織であっても人事評価制度以外が必要な場合や100名の組織であっても人事評価制度だけでも問題ない場合があります。
ここでおさらいですが人事制度とは、どのような構成であったのか覚えていますか?
呼称や構成は組織や指導者によって多少異なりますが、基本的な考えは同じですので、人事制度について以下、示しますね。
人事制度
・人事評価制度
・能力開発制度
・賃金制度(給与制度)
・職能資格等級制度
要するに人事制度とは、「人事評価制度」「能力開発制度」「賃金制度(給与制度)」「職能資格等級制度」の四つの仕組みから構成されているのです。
それらを一つ一つみていきましょう。
まず「人事評価制度」。
これは、今まで説明してきた「カンタンすぎる人事評価制度」のことです。
一般的にはこの人事評価制度は、給与・昇給・昇格・昇級の決定の根拠・要素との位置づけですが、「カンタンすぎる人事評価制度」では、給与・昇給・昇格・昇級の決定は単なるプロセスであり、
人事評価制度とは
・人材育成
・企業の発展
・目的達成
のためのツールであると伝えています。
しかし、一般的には、人材を評価することがメインであり、呼称自体も「評価制度」となっていますので、人材を評価する仕組みと捉えられても仕方ないですね。
その点
「カンタンすぎる人事評価制度」は、人材を評価するツールでもありますが真の目的は人材育成や企業が予め決定した目的達成なのです。
どうか、これをお読みのみなさん。
人事評価制度を人材評価するだけのツールにしないでください。
人事評価制度は、その先に素晴らしい活用方法がありますので。