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目からウロコ!カンタンすぎる人事評価制度とは?
一つ質問しますので考えてみてください。
質問:人事評価制度の目的は従業員を評価することである。
マル:○ ですか?
バツ:× ですか?
もう一度、
人事評価制度の目的は従業員を評価することである。
○か×か?
答え:
バツ:× です。
人事評価制度の目的は、従業員を評価することではありません。
人事評価制度で従業員を評価することはプロセス(過程)であり、目的ではありません。
以前、既存の人事評価制度の問題点を説明しましたね。
その中で、次の内容がありました。
*************
既存の人事評価制度の問題点:2
・社員の序列付け、順位付けが目的となっている
人事評価の成果として、
社員の序列付けを行い給与に反映するだけ。
これでは従業員は伸びませんね。
**********************
いいですか!
人事評価制度の目的は人材育成等であり、従業員を評価することではありません。
従業員の評価はプロセス(過程)です。
では、人事評価制度の目的は「人材育成等であり」と、5行上に書きましたが、この「等」とは何でしょうか?
この「カンタンすぎる人事評価制度」の目的は幾つもあります。
と、言うか、自由に設定できるのです。
ですから、あなたの会社は
・ナニを目的に「カンタンすぎる人事評価制度」を導入するのか?
・ナニを実現するために「カンタンすぎる人事評価制度」を導入するのか?
を自由に設定すればよいのです。
あなたの会社は
「カンタンすぎる人事評価制度」で
・ナニを実現したいのですか?
・ナニを解決したいのですが?
つい最近、「カンタンすぎる人事評価制度」の導入を決定した2社の導入目的を記載しておきますね。
A社(建設業):
3年前に入社したやる気のある優秀な社員を
育成するために「カンタンすぎる人事評価制度」を導入決定。
対象は、当該優秀な社員を含めて
将来、自社を背負って立つであろう5名の人材。
B社(トラック運送業):
最近、交通事故が頻発しており、
事故削減のために
「カンタンすぎる人事評価制度」を導入決定。
対象は、90名の全ドライバー。
このように人事評価制度導入の目的を最初に決定しておいてほしいのです。
例えば、B社のように交通事故を削減したいのであれば交通事故削減自体を評価項目とする場合、交通事故を防止するための活動を評価項目とする場合など
いろいろな評価要素と評価基準を目的に合わせて組み入れればよいのです。
ですから、漠然と人事評価制度導入を目的としてしまうことは非常にもったいないのです。
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。