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114回:「タイムマネジメント」の重要性

今日は、ひな祭りですね。
私は、今日明日マネジメントシステムの審査です。

本来であれば、次作の人事制度・人事評価制度(人事考課)の書籍の「出版企画書」の修正をしたいのですが、時間が無いことを言い訳に引き伸ばしています。

出版コーディネーターの方、ごめんなさい。

昨日は、人事評価制度(人事考課)とも関連のある「時間を守る概念」について触れました。

私は、完ぺきではないですが、かなり時間を守る方であり、タイムマネジメントのレベルはかなり高いと思います。

そうはいっても、今まで大失敗したこともありますので完璧ではないということです。

ただ、時間を守ることについてハナから諦めているというか、仕方ないと思っている方が結構いることに驚きです。

前回も書きましたが、「時間」という資産は、だれでもほぼ同一に保有している資産なのです。

その「自分の時間」の有効活用については使い方の上手い下手があり、他人に迷惑をかけないのであればそれは、その人の勝手でしょう。

しかし、第三者が絡む場合、
・待ち合わせの遅刻
・会社への遅刻
などは、非常に問題です。

やむにやまれぬ事情が生ずることは稀にあります。
でも、それは稀ですよね。

第三者との時間が守れない場合は、人事評価制度(人事考課)の評価項目で最低評価がつけられても仕方ないのかもしれません。

また、単に遅刻等の時間が守られない以外に「タイムマネジメント」は、人事評価制度(人事考課)の評価項目でぜひ、評価対象としていただきたい項目と言えるでしょう。

「タイムマネジメント」が適切であれば時間についてのPDCAが適切に回せますし、プロセス管理も適切に行え、何よりも成果が出やすいですね。

また、「タイムマネジメント」に秀でた人材は生産性も高く成果も上がりやすいのです。

例えば、「タイムマネジメント」が下手な人材は何かを完成させるために一か月要し、上手な人材は三週間で完成させることができるでしょう。

このことは、業務遂行上大きな差が出ます。
「適切なタイムマネジメント」とそれを行うことによる「成果」については、人事評価制度(人事考課)の評価項目となります。

余談ですが、「適切」などのあいまいな文言を評価に使うべきではないとの意見があり、正しいと思いますが、「カンタンすぎる人事評価制度」のように明確な・小学生でも評価できるくらいの評価基準を策定する場合は、人事評価制度の評価項目として「適切」などのあいまいな表現は全く問題ありません。

良い人事評価制度とは、明確な評価基準を策定出来たか否かが非常に重要なのです。

「タイムマネジメント」の話に戻りますが、日常的に業務を処理するうえでこの「時間のムダ」との戦いは重要です。

そもそも、「時間のムダ」という概念を持たない人材が存在することは恐ろしい限りです。

ここで難しいのは、
・余裕を持っての行動   と
・ムダな時間  の違いです。

例えば、午前11時に顧客訪問する場合で考えてみましょう。
その顧客の場所には、一般的に40分かかるとしましょう。

この場合、会社の出発時刻を何時にするのか?
午前10時に出発するのか、午前10時20分に出発するのか。

どちらが正しいと思われますか?

実は、どちらでもないのです。

そもそも、顧客との訪問時刻の設定の仕方が間違っているのです。

訪問時間の設定は、「〇月〇日の午前11時に伺います」はなく、「〇月〇日の午前11時前後に伺います。多少の時間のズレをお許しください」または「〇月〇日の午前10時45分から午前11時15分の間に伺います」とすべきなのです。

この設定方法であれば、顧客への到着時刻が午前10時50分であろうとその時間に訪問すればよいですし、何らかの事情で午前11時15分に到着したとしてもお客様から不評を買いません。

このことは、考え方によって「適切なタイムマネジメント」の考え方と異なるのかもしれませんがこれこそ、人事評価制度の評価項目である「自ら考えて行動する」の一つと言えましょう。

このように
・そもそも間違っていないか?
・そもそもそれは必要なのか?
などの考え方は品質管理やマネジメントシステムが骨身に染みている方であれば考えが及ぶのですが、一般的には及ばない方が多いのです。
こんなに簡単なことで、言われてみれば「その通り」ということがです。

あなたの会社でも、公平にすべての人材に与えられている「時間の重要性」を認識したうえで人材の行動を促してはいかがですか。

人事評価制度の重要な評価項目であることは間違いありません。

【参考情報】人事評価制度とは?

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