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41回:カンタンすぎる人事評価制度は使えない?

カンタンすぎる人事評価制度 気ままブログ41回

今日は、人事評価制度(人事考課)とは直接的な関連性は有りませんが、ISO22000審査員の2018版対応の研修を丸一日受講します。

ISO22000とは、食品安全マネジメントシステムのことで、食の安全を保証するための仕組みです。

「食の安全の保証」とは、「人の命」を守ることでもあります。

私も主任審査員として次の規格の審査を担当しています。
・ISO9001:品質マネジメントシステム
・ISO14001:環境マネジメントシステム
・ISO22000:食品安全マネジメントシステム
・ISO39001:道路交通安全マネジメントシステム
・ISO45001:労働安全衛生マネジメントシステム

ISO39001:道路交通安全マネジメントシステム、ISO45001:労働安全衛生マネジメントシステムについては、専門家・審査員養成講師として商業出版著作もあります。

要するに私は専門家として五つの規格に係わっているのですが、この五つの規格の中で一番難しいのはどれか?
という、ナンセンスな質問をよくいただきます。

五つの規格の難易度はISOに取り組む企業の組織の状況により異なります。

ただ、あくまで私見ですが難易度が高いのはISO22000なのです。

私自身、ISO22000の審査を担当するときは他の規格よりも準備に一番時間を掛けます。

やはり、人命にかかわる規格は大変だと思うのです。
その点でいえば、
ISO22000と
ISO39001は、
ダイレクトに人命にかかわります。

一つ言えることはどの規格であってもすべて共通点があり、マネジメントシステムなのです。

私にとってこのマネジメントシステムが原点であり、「カンタンすぎる人事評価制度」は、マネジメントシステムの専門家であったからこそ開発できたのです。

人事評価制度(人事考課)においてもマネジメントシステムは非常に重要なのです。

前述のように本日はISO22000の審査員として必ず受講しなくてはならない研修なので、人事評価制度(人事考課)に繋がる学びがあることを期待しています。

確かに、受講される方は自己主張の強い方々が多いのですが、その自己主張の強い方々とのコミュニケーションを通して人事評価制度(人事考課)に活用できる学びがあることを期待しております。

ここ最近、

11月29日新潟セミナーから
12月3日沖縄セミナー
12月12日名古屋セミナー
12月17日大阪セミナー
と三週間で4回「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」を開催してきました。

セミナー終了時に参加者の皆様に「振り返りシート」を記載していただいており新潟、沖縄、名古屋の三回の「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」の参加者の反応が今一つ芳しくないのです。

具体的には、「質問:セミナーの内容を理解できましたか?」に対して、「大変よく理解できた」「よく理解できた」が少なくなっているのです。

そこで、12月17日の大阪セミナーからセミナーの内容を大幅に改善したところ参加者のほぼ全員が「大変よく理解できた」「よく理解できた」と回答していただけたのです。

ただ、そこで問題が。

確かに「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」の内容はご理解いただいたのですが、「カンタンすぎる人事評価制度」について「カンタン」という印象だけが残ってしまい、とにかく社長の想いを文字にして「評価表」に落とし込めば良いという安易な理解をされてしまったように思えるのです。

確かに「カンタンすぎる人事評価制度!」は、タッタ一日で「評価表」を2,3枚策定は出来るのですが、それは、一定以上のトレーニングを積んだ見識のある指導者の下で可能なのです。

決して、耳障りの良い文言や、インターネットで公開されている評価項目や厚生労働省のサイトから引っ張り出したフレーズを落とし込んで完成するものではありません。
そこをご理解いただきたいのです。

以前の「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」では「評価表」の様式と作成見本を配布していたのですか、その結果、見本を参考に安易に策定してしまい、自社の存在価値、自社の品質等を考え抜くことなく策定してしまい、結果、使えない「人事評価表」が完成してしまい、その後の相談が多く寄せられた経緯がありました。

「策定したけど、うまく使えない」と相談を寄せていただいた企業さんはまだ良いのですが、そのような相談を私にされることなく「カンタンすぎる人事評価制度は、使えないなぁ」と
勝手な判断をされてしまうことが非常に問題なのです。
と言いますか、開発者としては迷惑なのです。

カンタンすぎる人事評価制度は、タッタ一日で完成できますが、そのためには、相当な苦労が必要なのです。

その「相当な苦労」を私のようなコンサルタントがサポートすることでその苦労をかなり削減させることが出来るのです。

「カンタンすぎる人事評価制度」の開発者としては、策定していただいた以上は徹底的に活用していただきたい。
安易に中途半端なものを策定して「使えない」ということは止めていただきたいのです。

「カンタンすぎる」が独り歩きしすぎたのかなぁ。

今回は、ここまでにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

カンタンすぎる人事評価制度 開発者
あおいコンサルタント株式会社 山本昌幸

【参考情報】人事評価制度とは?

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