人事制度 |カンタンすぎる 人事評価制度 なら、あおいコンサルタント㈱

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13回:講師を務めるうえでの仕掛け

今日は、「カンタンすぎる人事評価制度」を導入して頂いた企業の全社員への説明会です。
非常に前向きな企業さんですので楽しみです。

実は来年の1月20日(予定)に私の9冊目の商業出版書籍が出版されます。

今回のコンセプトは難解な人事評価制度(人事考課)を社長が短時間で理解し、策定を試みるまでの書籍です。

人事評価制度や賃金制度は、一応、専門家として位置づけられている社会保険労務士としても理解することが難しいのです。

実際、社会保険労務士で人事評価制度や賃金制度を専門家として常時、コンサルティングしている方の少なさからも理解できると思います。

私も社会保険労務士として独立した約30年前、人事評価制度・賃金制度の専門家となるために膨大な書籍を読み漁りましたが、読めば読むほど深みにはまってしまいました。

そこで、その当時としては、高額なセミナーに三日間出席して、その一日目を受講して、「なんだ!そんなことだったのか!」と霧が晴れたのでした。

そして、今まで読み漁ってきた膨大な書籍の内容の点と点がつながり一気に理解できたのでした。

私のように、社会保険労務士でありながらかつ、膨大な書籍を読み漁ってもなかなか理解できなかった人事評価制度(人事考課)。

専門家でもなく多忙な社長が理解することは至難の業なのです。

ところで、あなたは、エドガー・テール氏の「記憶のピラミッド」をご存じですか?

この「記憶のピラミッド」によると資料や書籍を読んで記憶に残る確率は約10%とのこと。

書籍をせっかく読んでも約90%のことを忘れてしまうのです。

また、私は、もう一つ思うのです。
書籍内容を100%理解したうえで約90%を忘れるのではなく、そもそも、読んだだけでは半分以上を理解していないのでは?
ということです。

いずれにしても書籍を全部読んだとしても10%しか記憶に残っていないのです。
これは非常にもったいないですね。

仮にビジネス書を4時間かけて一冊読んだ場合、4時間は、240分ですから、240分 - (240分×10%)= 216分 をムダにしているのです。

216分ですよ!
3時間36分をムダにしたということなのです。
非常にもったいないですね。

で、今回私が執筆した書籍ですが、忙しい社長が50分ほどで難解な人事評価制度(人事考課)を感覚的に理解していただくために約半分をイラストと簡潔なまとめ文にしたのです。

まずは、多忙な社長に短時間で人事評価制度(人事考課)を感覚的に理解していただき、興味を持っていただく。

そして、更に読み返すことで社長として身につけるべき人事評価制度(人事考課)の知識を得られる書籍なのです。

この人事評価制度(人事考課)の書籍は、単なる商業出版ではなく、企画モノですから、どのような企画なのか楽しみにしていてください。

また、出版記念セミナーも東京、名古屋、札幌、沖縄で開催しますのでぜひ、ご参加いただければと思います。

で、まだ、ブログは終わりではないですよ。

先ほどのエドガー・テール氏の「記憶のピラミッド」ですがさらに衝撃的な内容があるのです。

講義を受けるだけの場合、5%しか記憶に残らないとのこと。

せっかく、セミナーを受講しても95%は、忘れてしまうのです。

私も「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」だけで年間30回ほど開催して、他にも様々な講師を担当していますが、講師としては、非常に辛い内容です。

でも、そんなことは、数年前から百も承知ですから、受講される皆さんに何とか記憶に残していただけるように私が講師を務めるセミナーでは様々な工夫を凝らしております。

特に「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」の受講生の85%超は、多忙な社長ですから、その多忙な社長に何とか少しでも理解していただくために工夫しているのです。

敢えて大げさな表現をしたり、乱暴な言葉づかいを入れたり、もの凄い敬語を入れたりもします。

そして、印象に残ってほしいのです。
ただ、肝心なコンテンツが印象に残らないと問題なので、コンテンツ自身も印象に残るように仕掛けをするのです。

敢えて、参加者が「それ常識!」と感じていることを否定することもあります。
もちろん、否定の根拠を明確にしたうえでです。

ヒトは、自分の持つ既成概念が壊されると思考のバランスが崩れます。
バランスが崩れると印象に残るのです。

このようなことを試行錯誤したうえで人事評価制度(人事考課)のことを社長さんたちに理解していただくために努力しています。

また、一年強で30回目を迎える「カンタンすぎる人事評価制度セミナー」ですが、2回と同じ内容はありません。

大まかな内容やレジュメは同じ場合がありますが、細部に至っては、改善を試みています。
たまにその「改善」が失敗することがありますが、常にスパイラルアップしたいのです。

【参考情報】人事評価制度とは?

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